文豪十九人目 ページ26
骸side
その人の慌て方は尋常じゃなく、周りの人視線がひしひしと伝わってきた。
取り合えず、誤解を解いた方が良いとは思うけど…知らない人だよね。
骸『あ、…えっとそのですね！』
？「いーよ！いーよ！何も言わなくて俺には分かってるから！」
赤いその人は私の言葉も聞かずに、手を引っ張っていく。
ええ…もうそろそろ徳田くん達が来るから残っとかなきゃいけないのに…。
骸『い、いや、本当に大丈夫なんですよ！』
？「良いから！それともオダサクみたいに隠すタイプなの！？」
赤い人はｽﾞﾙｽﾞﾙと私を引っ張り補修室まで連れていった。
？「あー…この時間は森先生いないのかぁ…。よし！俺が手当してやるよ！」
目の包帯が取られる。
補修室の照明はそこまで眩しいものではなく、直ぐに目が慣れた。
赤い人は目をパチパチとさせると…
？「え、怪我して無いじゃん。」
骸『あぁぅぅ…すみません！』
頭と地面がくっつきそうな勢いで謝る。
どんな言葉が飛んでくるかと身構えていると、聞こえてきたのは安堵の溜め息だった。
？「良かった……。怪我してんのかと思った。」
骸『本当にすみません！もう、本当に！』
太宰「良いって、俺の名前は太宰治！彗星の如く現れた天才小説家だ！」
治くんはそう言うと可愛い勝ち誇ったような顔した。
骸『わ、わわ私は、鷺已骸と言います！…天才では無いですが一応小説家です…。』
太宰「へぇー。骸も小説書いてるんだ…芥川先生の作品とか読んだ！？」
いきなり名前で呼ばれたことと芥川くんの名前をダサレタことにいろんな思い出が頭を駆け巡る。
芥川くんの作品は読んだこと無いような…死んでたし
骸『ご、ごめんなさい…芥川くんの作品は読んで無いです。』
太宰「ええ！？それ、人生殆ど損してるよ！あ、じゃあさ！俺がお薦めの作品、紹介してやるよ！」
『え、えええ？』と私が言っている内に治くんは補修室の棚から三冊ほど本を取り出した。
そんな所に本があるの？と思ったけど気にしないことにした。
結局、森さんに見付かるまで治くんから芥川くんについて熱く語られた。
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新美悠華＠文アル大好き💛 - おもしろいですこれからの投稿楽しみの極みですこれからも頑張って欲しいです (2023年3月19日 9時) (
レス) @page10 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
ろすと(プロフ) - ミントさん» 面白いと言ってくださり有難うございます！自分なんかの語彙力を欲しいって言われたの初めてです！分けるほどのものじゃありませんが…(汗。これからも宜しくお願いします！ (2018年8月16日 13時) (レス) id: e6bfa2b228 (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - すごい面白いです！語彙力分けてください！（無理なのは重々分かってます。） (2018年8月15日 13時) (レス) id: 957ebcb77d (このIDを非表示/違反報告)
ろすと(プロフ) - 乱鬼さん» また、こうしてほしい！というリクエストや要望がございましたら、お気軽にコメントしてください！応援有難うございます！ (2018年8月5日 14時) (レス) id: e6bfa2b228 (このIDを非表示/違反報告)
乱鬼(プロフ) - じゃあ、3人方は仲がとてもいいということでOKです。頑張ってください！( ^ω^ ) (2018年8月5日 13時) (レス) id: b28e480167 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろすと | 作成日時：2018年2月11日 14時
