壊れるまで愛して【鬼滅の刃】【短編集】

＊宇髄天元.「好きだけど」 ページ5

無一郎君のリクエストが凄いことになっててビックリしました←

美桜さんリクエストありがとうございます！



宇髄天元の姪。
宇髄さんに片思い中。
現パロ。(キメツ学園高等部３年)


________________________



唐突だが私は目の前にいる、腹立つほど顔のいい男のことが好きだ。






宇「よ！A。次美術だったか？」





昼休みに美術室に来た私に、天元さんは首を傾げる。





『違いまーす。天元さんに会いに来たんです！』





私はとびきりの笑顔を向けた。
この時間のためだけに、毎日笑顔の研究してるんだよこっちは…！！←






宇「お前はいつまでたっても変わんねえなぁ…」






そう言って、天元さんは…幼い時と変わらず、子供扱いをするようにグシャグシャと頭を撫でた。



そんな彼の大きな手に安心感を覚えるが、いつまで経っても子供扱いされているのには少し引っかかる。








『……天元さん、私は今年で18歳ですよ？』




宇「…？おう」




『もう大人なんですよ？』




宇「ぶはっ！！」






宇髄さんは吹き出して笑い始めた。

いくらなんでも失礼だと思うよ？ん？







『天元さんの馬鹿、あほ。』




宇「悪かったって…ふはっ…」





『そんな腹抱えて笑わないでくれます？！』






天元さんはそれから満足気に顔を上げた。







宇「まあお前は美人だから男も寄ってくるだろ！」



『はい？』




宇「ん？彼氏いねぇの？」




『いたらここに来ませんよ』







天元さんは「あ、そうか」と言いながら、次の授業の準備を始める。








宇「お前も早く戻れよ？授業はじまるだろ」




『天元さんのばーーーか！！！！！
好きだぞコノヤロウ！！！』





宇「あ、待てコラ！！」








私はべーっと舌を出して、美術室から飛び出した。




「男も寄ってくるだろ！」…か。





姪だし、叶うことはないかもしれないけど…






でも、もうすこしだけ好きでいてもいいよね？天元さん。

＊時透無一郎.「だって」→←＊時透無一郎.「愛してる」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す