壊れるまで愛して【鬼滅の刃】【短編集】

＊時透無一郎.「愛してる」 ページ4

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無「愛してるゲームをしよう」



『……愛してるげえむ？』





私の彼氏である時透無一郎が、突然そう言い始めた。





無「愛してるって言い合って、照れたり笑ったりした方が負け。簡単でしょ？」



『う、うん…？』





平隊士である私と比べ、忙しい柱がそんなことしていていいのか…と聞きたい気持ちはこらえる。
まあ、いつも頑張ってるからたまにはいいか…







無「負けた方が何でも言う事聞くのでいいよね？

じゃあ、僕からね。
愛してる」



『愛してる。』







負けた方が何でも言う事聞くのか…。
無一郎絶対これ目当てでしょ。





無「愛してる」



『愛してる』



無「愛してる」






悪いが、私たち2人とも…お世辞にも表情豊かだとは言えない。



内心少し照れてるが、それを表には出さない。



無「…………愛してる」



『愛してる』





何を思ったのか、無一郎は一瞬表情をピクリと動かした。







無「…いつも僕の傍に居てくれてありがとう。愛してる」




『…っ』





不意打ちだ。
この愛してるゲームとやらは、こんなことまで付け足していいのか。







無「…今、照れたね？」



『……』





無「じゃ、そういうことで…」








無一郎は私に軽くキスをして、押し倒した。



ん…。押し倒した？









『ちょっ、まって無一ろ…』



無「待たない。

じゃあ…




いただきます」







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萩さんリクエストありがとうございました！！

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