０５３. ページ3
一星充side
白雪Aについてある程度調べは着いた。
親はオリオン財閥と関わっている。オリオンの使徒にしようと思えばできるってことかもしれない。
利用価値はあるが、そう簡単にこちらに寝返るとは思えない。
一「やはり排除…か」
俺は白雪Aの部屋をノックした。
一「あっ、Aさん。俺です。入っていいですか？」
『…一星君…？はい』
俺は白雪Aの部屋に入る。
彼女は虚ろな顔で俺の方を見た。
一「…今日、俺の事見てましたよね？街で」
『…………はい』
一「どうして皆の前でそれを言わなかったんですか？」
『………一星君は、何を隠しているの？』
白雪Aは俺の質問に答えず、そう言った。
一「…は？」
『今の一星君からは、何かを隠しているような気がします。それに少し寂しそう。
…その秘密が、貴方の行動に繋がってるんですよね？』
相変わらず無表情の白雪A。
だがその目は、俺の全てを見透かしているようで…………何故か、怖かった。
…………なぜ俺がこんな女1人に恐怖心を抱いてるんだ？
一「…もしAさんの推測が合っていたとして、貴方はどうするんです？何も出来ないでしょ？」
『………私は確かに無力だから…その秘密を知っても、何も出来ないかもしれない。
けど…
貴方と一緒に、その秘密を抱えます。』
一「……は？」
本当に何を言っているんだ。こいつは。
一緒に抱えたってどうにもならない問題だって言うのに
一「………じゃあ貴方は、俺と一緒に何処までも悪になってくれますか？」
『……………少なくとも、君は心の底からの悪人じゃない』
一「……そんなこと言ってられるのも今のうちですよ。
俺がお前を、引きずり下ろしてやるから」
白雪Aは俺の豹変した態度を前に、少し驚いたような様子を見せたが、直ぐにいつもの調子に戻る。
『……それは、身構えておかなければなりませんね』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 170人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても楽しく読ませて頂きました！今後とも応援しています！頑張って下さい！続編も楽しみにして待っています！(*´ω｀*) (2021年11月8日 19時) (
レス) @page13 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
月織ひかり(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！ (2020年12月16日 18時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
月織ひかり(プロフ) - みゆきさん» ありがとうございます！がんばります！ (2020年12月16日 18時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
月織ひかり(プロフ) - かなりさん» ありがとうございます！！ (2020年12月16日 18時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
月織ひかり(プロフ) - 桜にゃん♪さん» ありがとうございます！アニメもとても面白いので是非！ (2020年12月16日 18時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひかり | 作成日時：2020年5月14日 1時
