死 ぬ 気 で 逃 げ ろ 。【鬼滅の刃】【逆ハー】

長男怖いっす、はい ページ11

鬼ごっこ終了まであと39時間。






1時間、木の上で気配消して寝てたというのは内緒です。




よし、今からも張り切って逃げていきましょう！！









「あっ！やっぱりAさんだ！！」





『………炭治郎、禰豆子ちゃん。






さらば』









マジで私、この数時間で何キロ走ってるんだろ。









炭「Aさんの匂いがしたので来てみたら…やっぱり居たぞ！禰豆子！！」



禰「ふが！！」









竈門兄妹の団結が怖い！！！


そーいや炭治郎、嗅覚犬並(もしくはそれ以上)に効くんだったね！！！


いや、油断してた、ほんとに！！









炭「禰豆子、追うぞ！！」









今が夜ってことを利用して追いかけてきやがった！！ふたりがかりで！！！









炭「あれ？そういやAさんーー！！」




『なんだ！！！』








……って待てよ？？


炭治郎と禰豆子ちゃんには捕まってもいいんじゃない？


絶対ひどいこと要求しないでしょ？


誰とは言わないけど、一日独占権を一生独占権に変換しないだろうし

誰とは言わないけど、私の中に何かをぶち込む気でもないだろうし！！！








それにここで心優しい竈門兄妹に捕まっておけば、この地獄の鬼ごっこ終わるじゃん！！








炭「Aさん、少し胸が縮みましたかーー？？
この前測った時、以前より0.3mm縮んでたぞー！！」





『おい糞ガキぃぃぃい！！！！いまなんつった！！！』





炭「え？だから以前より胸が縮んだかって…」







『え？まってまってまって。

「胸のサイズ知ってて当たり前だろ？」みたいな顔してるけどさ？！


なんで0.3mmの違いまでわかるわけ？！怖いわ！！』









炭治郎は爽やかな笑みを浮かべた。









炭「何だ、そんなことか！

たまにAさんと同じ任務をする時とか、蝶屋敷にいる時に測ってるんだよ！


Aさんは俺より年上だけど少し頼りないから……それに俺は長男だしな！！」








『まってごめん。私には長男が何かわからなくなってきたァァァァァ！！！』








炭治郎の爽やかな笑顔が、狂気の笑顔に見えたのは私だけなのかな？




そもそも胸縮んだー？って聞くか？大声で！！！




私は呼吸をつかってさらに加速して、炭治郎と禰豆子ちゃんの気配がなくなるまで逃げ続けた。

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