守り神は隙が無いようでｰ弐ｰ【鬼滅の刃】

捌拾陸. ページ41

…村田さんはどうやら那田蜘蛛山の一件での資材報告で、柱合会議に呼ばれたらしい。




そこでの柱が怖すぎて、地獄だったらしい。









村「柱、こぇえよぉ……」









炭・善「「『……』」」









私達3人は村田さんの背後に立つ人の姿を確認した。









？「こんにちは」








村「ギャッ…！！！柱！！胡蝶様！」









胡「こんにちは。」









村「あ、どうも！！さようなら！！！」









村田さんは、目にも留まらぬスピードで部屋から走り去っていった。



……余程怖かったんだろうな。









胡「あらあら。さようなら〜。


どうですか？体の方は」









私たちのほうに向き直ったしのぶさん。





……改めて見ると、本当に綺麗だ。





蟲柱…胡蝶しのぶ。薬学に詳しいとか…アオイちゃんから聞いた。









炭「かなり、良くなってきています。」







胡「では、そろそろ…機能回復訓練に入りましょうか。」







『機能…回復訓練…？』








胡「はい…！！」









***





ｰ2週間後ｰ







炭治郎と伊之助、そしてAちゃんは…柱のしのぶさんに連れていかれて、機能回復訓練ってのを始めた。







しのぶさんっていう人の音は、独特なんだよな…。

今まで聞いたことの無い感じだ。


規則性が無くて、ちょっと怖い…。






でも、蜘蛛にされた人たちを治療している時は、女神のようだったな…。


皆泣きながら、しのぶさんのところに行ってたからな。


そして…めちゃくちゃ可愛いんだよ。顔だけで飯食っていけそう。









……まあ、顔だけで飯食おうと思ったらAちゃんだって余裕だろうな。




未だに、なんでこんないつ死ぬかわからないような仕事をしているのかは分からない。





……いや、村を守る為、か。









つくづく、15歳とは思えない思考回路だ。









…そして、その可愛い人に体力を戻すための機能回復訓練へ連れていかれた炭治郎達が…そろそろ…









その時、タイミングよく部屋の扉が開けられる。









……こんな感じで、戻ってくるんだけど。









炭治郎と伊之助は、すごくやつれて帰ってきた。




Aちゃんは、そんな2人を少し苦笑いしながらいつも見ている。









善「おかえり、炭治郎、伊之助、Aちゃん。
今日はどんな感じだった？」

捌拾漆.→←捌拾伍.「機能回復訓練」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す