捌拾壱. ページ36
伊「ゴメンネ…弱クテ……」
伊之助はそんなとき、そう言った。
少しだけ、沈黙が流れる。
炭「頑張れ伊之助…!落ち込むなんてらしくないぞ!」
善「お前はよくやったって!すげぇよ!」
『生きててくれて、私は嬉しいよ!伊之助!』
善「あ"ーーっ!俺朝の薬飲んだっけ?!
飲んでるとこ見た?!誰か、見た?!
誰かァァァァァ!!!」
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その後、私炭治郎から禰豆子ちゃんと柱のことを聞いた。
ちなみに、現在善逸と伊之助は眠っている。
『そっか……よく頑張ったね、禰豆子ちゃん』
私は陽の光が遮られた部屋で、禰豆子ちゃんの頭を撫でた。
禰豆子ちゃんは気持ちよさそうに少し笑ったような気がした。
『……炭治郎。私も、全力で禰豆子ちゃんを守るからね。勿論、炭治郎も善逸も伊之助も、私が守るよ。
だから、1人で無理したらダメだよ』
…って言っても、私にはそんな力がないから守りきれないっていう…情けな現実なんだけどね。
私は禰豆子ちゃんの頭を撫でながら、後ろにたっている炭治郎にそう言った。
炭「…!うん、ありがとう、A。
…ふと思ったんだけど」
少しの沈黙が流れる。
私は後ろにいる炭治郎の方をちらりと向いた。
炭「Aはみんなを守るって言うけど……
Aのことは誰が守るんだ?」
『……さあ?自分自身かなぁ』
炭「…じゃあ、俺が守るよ。Aも、禰豆子も。みんなも」
炭治郎は、にっこりと笑ってそう言った。
薄暗い部屋でも、鮮明に…炭治郎の暖かい微笑んだ顔が見えた。
***
館「皆の報告にある様に、鬼の被害はこれまで以上に増えている。
人々の暮らしがかつてなく脅かされつつあるということだね。
鬼殺隊員を増やさなければならないが…みんなの意見を。」
不「今回の那田蜘蛛山でハッキリした。
隊士の質が、信じられない程落ちている。
ほとんど使えない。
…まず育手の目が節穴だ。使えるやつか使えないやつかくらいは分かりそうなもんだろ…」
宇「昼間のガキは中々使えそうだがなぁ?
不死川に派手な一撃を入れていたし…見込みがある。」
胡「人が増えれば増えるほど…制御統一は難しくなっていくものです。
今は随分、時代も様変わりしていますし」
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ひかり(プロフ) - craneberry1223さん» すいません!直しておきました! (2019年10月19日 11時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
craneberry1223(プロフ) - 伊之助と村田のセリフ直してください。全部、伊之助になってます (2019年10月19日 10時) (レス) id: 1013b94a43 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年9月29日 1時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2019年9月29日 1時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 吹雪咲彩さん» ふぶちゃーん!!ほんと?!ありがとう(*^^*) (2019年9月28日 12時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2019年9月23日 15時