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漆.「お仕事」 ページ9

そしてまた、それから数日がたった。








「神楽月A…!

西の街向カエ。
村人ガ居ナクナル事件ガ多発シテイル!
そこに潜む鬼を見つけ出して、討つべし!

イケ!イケ!」







『わかった、わかったからいい加減頭に乗るのやめて…』







私は隊服に着替え、刀を持つ。








『…初めての、ちゃんとした仕事か』








私は大きく深呼吸をして、家を出た。








西の街…ねぇ、こっちだよね?



















西の街へ向かっていたのですが





現在目の前に、人がぶっ倒れています。









『……にしても、嗅いだことのある匂い』









それにこの金髪…まさかだけど…









?「ううん……」








『あ、生きてた。おはよう。雀くん』









?「………え」









金髪の少年…いや、あのみんなの所に鴉が来た時に、ただ1人雀が手に止まっていた少年。









?「うぎゃぁぁあ!君、最終選別の時の……!」






『お、そうだよ〜。よく覚えてたね』






?「そりゃあ、君みたいな可愛い人覚えてるに決まってるよおおおお!」









何故か私の手を握ろうとしてきた少年をさっとかわした。









『……で、なんでこんな所に倒れてるの?
あと名前は?』






善「俺は我妻善逸だよ。あと、腹が減りすぎて倒れてたんだよぉ!!

君の名前は?」








善逸と名乗った少年は、すごく頼りない「空気の味」がした。





……うん、大丈夫かしら。









『私は神楽月A。

お腹が空いてたのね…。んん…』









私は背負っていた荷物を入れていた鞄から、おはぎを取り出した。









『はい、どうぞ』







善「え、えええええええ?!」







『あれ、おはぎは嫌い?』









善「いや、すごく好き!世界一好きな食べ物だよぉぉぉぉ!」








すごい勢いでそう言ってきた善逸。



私はおはぎを渡した。









善「きっとこれが最後の晩餐だよおお……
女の子の手作りおはぎぃぃ…」









……手作りではなく、ここに来る途中でおばちゃんが作ってくれたものですが。





と、思いながらも私は彼が食べる様子を見ていた。









『…って、最後の晩餐ってどういう意味?』







善「あ…次の指令なんだよ…。
西の街の鬼を討てって…そんなのむりだよぉぉぉ…死ぬわ…絶対死ぬよぉ……」

捌.→←陸.



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ひかり(プロフ) - craneberry1223さん» すいません誤字多いです...。教えてくれてありがとうございます! (2019年10月19日 10時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
craneberry1223(プロフ) - 風邪で揺れる×風で揺れる○ (2019年10月19日 8時) (レス) id: 1013b94a43 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます!伊之助もいいですねぇ〜!(´∀`)ほんと、鬼滅の刃は魅力的なキャラが多いです...! (2019年9月26日 20時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 面白いです!私は富岡さんと、伊之助が好きですねー( ^ω^ ) (2019年9月26日 20時) (レス) id: 37ecf0b3f7 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 月歌兎さん» いやいや!大丈夫ですよ〜!あってたなら良かったです!コメントありがとうございました!また間違えてるところあったら教えてくださいi((殴 (2019年9月23日 22時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかり | 作成日時:2019年9月22日 12時

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