弐拾壱. ページ23
炭「よし…善逸。A！いこう！」
善逸は、私の足に未だにしがみつきながら、ブンブンと首を横に降った。
炭「でも、今助けられるのは…俺とA。そして善逸だけだ」
『炭治郎、私は行くよ』
それでもなお、首をこれでもかと言うほど横に振る善逸。
炭治郎は、いつもの穏やかな顔ではなく…般若というのにふさわしいほど、怒った顔をしていた。
炭「…そうか。わかった」
善「ヒギャッ！！」
あまりの威圧感に、善逸はまた怯える。
炭「A。行くぞ」
『はーい』
私は善逸を足から引き剥がし、炭治郎の後を付いて行った。
善「なんだよおおお！なんでそんな般若みたいな顔すんだよぉぉ！
行くよぉぉー！」
善逸は、炭治郎の背負う箱にしがみついていた。
炭「無理強いするつもりは無い。」
炭治郎さん？声のトーンがかなり低いですよ？
そりゃ、怒るのはすごく分かるけどさぁ…
善「行くよぉぉぉーー！！」
『はいはい、善逸立って立って』
私は未だ半べそ状態の善逸を、子供を撫でるようにして撫でた。
炭「もしもの時のために、この箱を置いていく」
炭治郎は、子供達の前に背負っていた箱を置いた。
…あの箱って、「鬼」の気配がするやつじゃ。
炭「なにがあっても、2人を守ってくれるからな。
じゃ、行ってくる」
そして私達は、その明らかに怪しい屋敷の扉を開けた。
善「炭治郎〜！Aちゃーん…！
守ってくれるよな？俺を守ってくれるよなぁ…？」
……これは、善逸の通常運行だ。
今更特に何も思わないし、人を守るのが私の仕事だ。
炭「…善逸。ちょっと申し訳ないが、前の戦いで俺は…肋と足が折れている。
そしてまだ、それが完治していない。
だから…」
肋と足が折れる戦いって…どんな猛烈なものだったの？
私はといえば、かなり前に空中から叩き落とされた以降、大きな怪我はしていないから一応は戦える。
善「え？ええええ？！
何折ってんだよ骨！折るんじゃ無いよ、骨！
折れてる炭治郎じゃ俺を守りきれないぜ！
ししししし死んじまうぞぉお？！
どーすんの？！どーすんの？！死ぬよこれ！
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬー！ぎゃーーーっ！」
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ひかり(プロフ) - craneberry1223さん» すいません誤字多いです...。教えてくれてありがとうございます！ (2019年10月19日 10時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
craneberry1223(プロフ) - 風邪で揺れる×風で揺れる○ (2019年10月19日 8時) (レス) id: 1013b94a43 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます！伊之助もいいですねぇ〜！(´∀`)ほんと、鬼滅の刃は魅力的なキャラが多いです...！ (2019年9月26日 20時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 面白いです！私は富岡さんと、伊之助が好きですねー( ＾ω＾ ) (2019年9月26日 20時) (レス) id: 37ecf0b3f7 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 月歌兎さん» いやいや！大丈夫ですよ〜！あってたなら良かったです！コメントありがとうございました！また間違えてるところあったら教えてくださいi((殴 (2019年9月23日 22時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2019年9月22日 12時
