守り神は隙が無いようで【鬼滅の刃】

肆拾壱. ページ44

善「禰豆子ちゃん！俺と結婚しよう？！ね？！」




炭「お前に禰豆子はやらん！！！」





善「Aちゃん、結婚しよう？！してくれよぉ！！絶対大事にするからさぁ！！」






『いつもいつも、善逸の仕事なのに私が引き受けてたよね！大事にするってどの口が言うの？

というか、数秒前に禰豆子ちゃんに結婚申し込んでたよね？！』







炭「正論だ、A！！」








善「これからはちゃんとAちゃんのこと守るからさぁ！！俺弱いけどね？！」







『まてまてまて、抱きつかないで？！
てか肋折れてるよね？ねぇ！！』








この人…肋折れててもこんな動けるって何事なの？！


意外と肋って俺でも動けるものなの？！









『伊之助ー！！助けてぇえ！！』





伊「うがーーーっ！うるせぇ！！！」






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さて、真夜中にかなり騒いでしまったわけですが…



少し落ち着いたあと、炭治郎の話をしっかり聞いた。





禰豆子ちゃんが、元は人間で、炭治郎の妹だということ。

そして、禰豆子ちゃんを人間に戻す為に、方法を探していること。







善「禰豆子ちゃぁ〜ん！」





禰「…」





善「えへへ、えへへへへっ！
禰豆子ちゃぁん！禰豆子ちゃーん！」








善逸……禰豆子ちゃんを追い回すのだけはやめて。





すかさず、炭治郎が間に入った。









炭「善逸！いい加減にしないか！」




善「………



た･ん･じ･ろ･う♡」








うわぁ…禰豆子ちゃんのお兄ちゃんだって分かってから、分かりやすく腰低くなったよ？この人…









善「仲良くしよう？炭治郎〜っ！」







炭「頼むから善逸、引っ付いて来ないでくれ！

A〜！！何とかしてくれぇ！」








善「そんな事言うなよ炭治郎〜！」








私は無言でその部屋から出た。








『伊之助』




伊「なんだ？勝負すんのか？」




『いや、何言ってるの？』







私は苦笑いを浮かべながら、伊之助の隣に腰を下ろした。







伊「なんだてめぇ！！」




『座っただけよ？！』




伊「そうかよ！！」







いや、まって…外も中も騒がしい。



本当に、個性が強い。としか言い様がない。









伊「あいつはなんなんだ？
あの鬼にも可愛いとか言ってるし、お前にも可愛いって言ってるし……」





『あれはね、典型的な女好きと言うんだよ』





伊「女好きィ？」

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