諦めない ページ30
そうザナークは冷たく言い放った。
……！！こいつも…あれと同じだ。
どいつもこいつも…都合よく相手を利用して、いらなくなったら捨てる…最低の人間だ。
あの…父親のように！！
沖「ぐっ…」
剣「大丈夫ですか！」
剣城君は沖田さんに駆け寄る。
沖「…無念だ。俺の力ではもう、この国を守ることができない…」
弱々しい声で沖田さんは話す。
違う、違う…。
そうじゃない。
剣「聞いてください！沖田さん！
違うんです。幕府を守ることが、この国を守ることじゃない！」
沖「…！」
剣「信じられないかもしれませんが、今は幕府に大政奉還を認めさせることが、この国の未来守ることになるんです！」
沖「どういうことだ…！」
剣「俺達は…この国の未来から来ました。
だから分かるんです。」
剣城君は真剣に沖田さんを見つめた。
沖「……？！」
坂「そいつの言うことは本当だぜ。
おめぇだって気づいてんだろ？幕府を維持したところで、今の世は良くならないって
その事実から目を背けて、維持になっている。
俺っちを斬っても何も変わらねえ。
本当に変えればならんのは、うじうじとうちに篭もった今の日本だ！」
沖「……」
沖田さんは、龍馬さんの言葉に何も言わなかったが、口を開いた。
沖「俺たちは間違っていたのか？
そんなはずは…！」
剣「間違っていたのなら正せばいいじゃないですか。
間違いを認めれば、正しい道に進めます！」
沖「しかし…今頃気づいてもどうにもならん！」
沖田さんは震える声でそう言った。
…もとから病気があったのに、ザナークの力のせいで残りの命を縮めたのだ。
剣「あきらめるんですか？！」
沖「今の俺になにができる？！」
剣「俺は知っています！絶望の中にありながらも、決して諦めなかった男を！
俺はその人を尊敬しています！」
『…！！』
剣城君、まさか優一さんのことを…。
沖「…諦めなかったとしても、どうにもならない」
剣「俺たちに力を貸してください！
あなたの力があれば、大きなものを救えるんです！」
沖「俺は新選組！
幕府を守らなければならないんだ。」
こんなの…こんなのダメだ。
「守る力」ってなんなの？！
なにも…守れていない。変えられていない。
なんでもいいから…目覚めてよ。お願いだから。
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ひかり(プロフ) - 神童シュウさん» ありがとう！ (2019年7月7日 16時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
神童シュウ - 間違いなんて誰でもあるよ 泣かなくて大丈夫！ (2019年7月7日 13時) (レス) id: 11e18eea93 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - キリト さん» ああああごめんなさい！！最近こんなミス多いですよね(泣)ご迷惑おかけしました...。 (2019年7月3日 18時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
キリト - 剣城君のセリフが沖田さんになってます「両親」のところです (2019年7月3日 17時) (レス) id: 017245dda0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 凜月。さん» あ！ほんとですか？？また直しておきます！すいませんでした！ありがとうございます！ (2019年6月27日 5時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2019年6月19日 23時
