絶体絶命 ページ36
「それではこれより、詮議を始める。
表を上げろ。」
…まずいな。
私達は全員捕らわれ、今は詮議の真っ最中。
ベータの証言、そしてあのミキシマックスガン…
状況はどうやってもこちらが不利だ。
織田「貴様ら。やはり今川の手の者だったのか。
ワシを暗殺に来たのか。
……言い訳も出来ぬか。」
数秒私たちを見つめた後に、眉をひそめた織田信長。
天「違います。」
『…天馬。』
天「暗殺なんて、そんなんじゃありません！」
織田「ではなぜ宴に忍び込んだ？」
…だめだ。やはり相手はあの織田信長。
ただただ「違う」と反論するだけでは逃げきれない。
天「えぇっ…と」
織田「1度目は花火職人を装い我に近づいた。
2度目は踊り子の姿にて忍び込む。
これでも他意が無かったと申すのか？」
天「で、ですからそれは…」
…反論すればするほど身動きが取れなくなってくる。
そして私たちへの疑いが強まる一方ね…。
織田「答えられぬということは、やはり……」
織田信長は先ほどよりも眉を釣り上げて私たちを見下ろした。
神「信長様。俺達は時を超えてやってきました。」
『神童先輩…？！』
なにを突然…！
織田「時を超えてだと？」
神「はい！
ずっとずっと未来から…。この時代よりも、もっと先の世から来たのです！」
決して嘘ではない。嘘ではないのだが……。
果たしてこの話が信長に通じるのか…？
「もう少しマシな言い訳をするんだな！！
親方様。このようなヤツら、詮議などするまでもない。
全員死罪としたしましょう！！」
「「死罪？！」」
まずいな…これは。
私の全身からは冷や汗がこれでもかと言うほど溢れ出る。
「その者達を捕らえろ！！！」
そして私たちに、鉄砲のようなものが向けられる。
織田「…まあまて、面白いではないか。」
「しかし、親方様…！！！」
そんな絶体絶命の所を止めたのは、信長だった。
織田「貴様。今の説明では納得出来ん。
先の世とは、もっと分かるように説明してみせよ。」
…織田信長は面白いことなどが大好き…なんだっけ？
ということは、「先の世」という言葉に関心を引かれたと言うこと？
神「わかるように…ですか。
先の世とは、今から数百年の時が過ぎたここよりもずっと進歩した日本のことです。」
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女海結香 - 私が作った小説を読んで下さったら教えてくれませんか？ (2020年2月11日 16時) (
レス) id: a0c2a02850 (このIDを非表示/違反報告)
女海 結香 - ありがとうございます (2020年1月31日 19時) (レス) id: a0c2a02850 (このIDを非表示/違反報告)
月織ひかり(プロフ) - 女海 結香さん» わかりました〜！！ (2020年1月31日 17時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
女海 結香 - 私も無印好きです。 私も小説を作っていてアレスの天秤で「サッカーもサッカーの仲間もいらないと思ってた」とオリオンの刻印で「最強の女神」を作っているので見に来てください♪ (2020年1月31日 1時) (レス) id: a0c2a02850 (このIDを非表示/違反報告)
月織ひかり(プロフ) - 女海 結香さん» 普通に好きですよ〜！でも1番は無印時代ですかね...！ (2020年1月30日 22時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2019年5月18日 4時
