くだらない ページ14
『…霧野先輩、本気でこの戦いを辞めるつもりですか？』
霧「…ああ。こんな馬鹿げたくだらないことはもう辞めだ。」
霧野先輩が私に向ける視線はとても冷たいものだった。
『サッカーが無くなってもいいんですか？』
霧「ああ。サッカーなんて嫌いだ。」
霧野先輩は私の横をスっと通り過ぎた。
霧「A。お前もさっさと目を覚ませよ」
そう言って倉間先輩と階段を降りていった。
あんなの…私の知っている霧野先輩じゃない。
霧野先輩は冷静だけど、サッカーに対しては熱い思いを持っていた。
その霧野先輩がそんなこと言うなんて…
ぎゅっと拳をにぎりしめる。
『し……ない』
天「A……？」
『霧野先輩なんてもう知らない！！！
ばか！あほ！男女ー！！！！』
「「「うるさい！」」」
『ご、ごめん…』
みんなに一斉に指摘を受けたので、私は大人しくしておくことにした。
ワ「そうかぁぁあ！あれはマインドコントロール波だったのかぁ！！」
『マインドコントロール？』
ワ「奴らの放ったあの光線には、人間の考え方を変えてしまう効果があるのだ！」
「これから、貴方達のサッカーへの情熱、全部奪っちゃいます！」
脳内でベータの言っていた言葉が響く。
『……！それじゃあ、みんなサッカーへの気持ちが失われたの……？！』
ア「そんな生易しいものでは無い。恐らく、サッカーを嫌いになってしまっているはずだ。」
「ああ。サッカーなんて嫌いだ」
こんどは霧野先輩が言っていた言葉が脳裏を横切る。
…そうか。そういうことね。
天「サッカーをきらいに…？！」
神「そんなことで…俺達のサッカーへの想いを変えられるものか！」
ワ「しかし…敵の強さに圧倒されて絶望の縁に落とされれば、人は弱くなる。
そこを責められれば…」
剣「だが、あの光線は俺達も浴びた。なのになんで俺達は無事だったんだ？」
ア「化身は元々、人の心の強さが形となって現れた物だ。それが障壁となって光線を跳ね返したのであろう」
『…へぇ。化身を持たない人は、ダイレクトにあの光線を受けたから…考え方が変わったってわけ？』
ア「…うむ。」
…化身にはそんな力まであったなんてねぇ。
驚きや、みんながサッカーを嫌いになってしまったことのショック…
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ひかり(プロフ) - シユンさん» コメントありがとうございます！まだまだ続くので、よろしくお願いします！小野小町さんですね！調べてきます！ (2019年5月6日 13時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
シユン - 続編おめでとうございます！とても面白くて、このシリーズ大好きです！ミキシマックスなのですが、小野小町さんはどうでしょうか？これからも更新頑張ってください！応援してます！！ (2019年5月6日 12時) (レス) id: eb9b6c1643 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！紫式部さんですね〜！調べてきます！ (2019年5月6日 9時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続編おめでとうございます。 ミキシマックス紫式部がいいです。 (2019年5月6日 9時) (レス) id: 8db94bc63d (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - にゃんこさん» 番外編はふざけてしまいましたwwwまだまだイナクロ編続くので、よろしくお願いします！ (2019年5月5日 21時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2019年5月4日 23時
