141.嘘吐き ページ44
『はぁ……。』
座った時、気が抜けたのかため息が漏れた。
今日はいつもの何倍も動いていたのに、食欲は無い。
ヒ「……A、ここ、座っていいかな」
『…？うん』
いつもはそんなこと聞いてこないのに…と思いながらも頷いた。
ヒ「Aさ…無理し過ぎじゃない？」
『無理なんてしてないですよ』
ヒ「嘘吐きだね…Aは。」
ヒロトは少し不機嫌そうな顔になる。
『………はぁ。そんな顔しないでよ。』
私はヒロトの口に、夕飯のトマトを突っ込む。
ヒ「んっ…なにす…」
『食べ終わったし部屋に戻るよ。ご馳走様でした。』
･
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基山ヒロトside
俺は一通りの寝る準備を済まし、Aの部屋に向かった。
佐「堂々と不法侵入とはいい度胸だな…？」
ヒ「……やだな、不法侵入だなんて。ちゃんと許可はもはってる(はずだ)から。」
佐「…このまま引き下がる俺じゃないからな。必ずAは奪い返す…！」
佐久間君は、ニヤリと笑って宣戦布告をしてきた。
ヒ「…俺も、Aを渡す気は無いよ」
…というか、まだ俺のものになっていないから…なんとも言えないんだけど。
俺は佐久間君とそんな会話を終え、Aの部屋に入った。
部屋の明かりはもう消えていて、ベッドにはAの姿が見えた。
俺は軽くベッドに腰をかけた。
小さな寝息が、規則的に聞こえてくる。
俺はAのサラリとした髪を指に絡めた。
…君は、少し前に俺に言ってくれた。
「一人で抱え込まないで」…って。
それなのに、今一人で抱え込んでいるのは君じゃないか…。
俺はどこにもぶつけられない、もどかしい気持ちを抱えていた。
あの日、Aの両親が姿を現してからだ。
…君の様子がおかしくなったのは。
特別これといっておかしいところは見せていない。
むしろ、みんなに気を配っていて…頑張っている。
だけどそれは、どこか無理をしているように見えていた。
ヒ「…君は、嘘をつくのが下手なんだ」
俺はAの顔に、自分の顔をちかづける。
もう鼻先が触れそうになるくらいの距離。
ヒ「……」
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ひかり(プロフ) - 桜さん» どうしましたか？(笑)いえいえです...？ (2019年8月31日 20時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 吹雪咲彩さん» わかりました！ありがとうございます！ (2019年8月31日 20時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ありがとうこざいます。急ですみません。← (2019年8月31日 19時) (レス) id: 503371ab34 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪咲彩 - ひかりさん» はい、是非！参加申請の仕方は、小説最強イレブン、集めようぜ？と検索をして、作品のURLを参加したい作品アドレスという所に打ち込んだら参加申請出来ますので！因みに、最後に確認をする為、作品のパスワードが必要になります！ (2019年8月31日 11時) (レス) id: 25540ad365 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 吹雪咲彩さん» 基本DFです！参加させて頂いてもよろしいでしょうか？？ (2019年8月30日 18時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2019年8月25日 16時
