光ｰ180ｰ ページ40
基山ヒロトside
…温かいな。
抱きしめている時だけが、Aを感じていられる。
ちゃんとここに居るんだって実感出来る。
今日、Aが雷門の方に走っていった時…
感じたことのない感覚が、俺を襲った。
光が遠のいていくような、息苦しい感覚。
でも今は違う。
こんなに近くにいる。
Aの落ち着いた心臓の音が、感じられるくらいの距離に。
『___ト、ヒロト…？』
ヒ「ん…？どうかした？」
『ちょっと、苦しい』
Aが俺を見上げてそう言った。
ヒ「あ…ごめん。」
俺は直ぐに力を緩め、Aを離した。
『ふぅ…』
ヒ「ごめん、そんな力入れてたつもりなくて…」
『大丈夫だよ。』
Aはいつもの無表情な顔でそう言った。
彼女の瞳には、俺が映っている。
この空間には今、俺とAしか居ない。
『……ねぇ、ヒロト』
ヒ「ん？」
『大丈夫だよ』
Aの表情は、前髪が隠していて見えない。
ヒ「大丈夫…？」
『うん。君は大丈夫』
Aはそう言うと、顔を上げて微笑んだ。
君は、俺の光なんだ。
闇に差し込む、小さな光。
でもそれに俺がどれだけ救われたか、多分君にはわからない。
ヒ「引き止めてごめんね、帰ろうか」
『うん』
ヒ「また明日迎えに行く」
『でも、明日は雷門の特訓が…』
ヒ「ダメ…かな？」
『…わかった。いいよ』
Aは携帯を取り出し、誰かに電話をかけた。
『ちょっと静かにね』
ヒ「うん」
俺は頷いた。
『あ、秋ちゃん？私だけど…』
秋「Aちゃん！どうしたの？」
『明日の特訓、行けそうにないです』
秋「え？そうなの？」
『ごめんなさい。』
秋「わかったわ！みんなには伝えておくね！」
電話の向こうの声が少しこちらにも聞こえる。
『ふぅ…』
ヒ「ごめんね」
『いいんだよ』
Aは少し悲しそうに笑う。
本当はわかってるんだ。
彼女がいるべきなのは、
雷門なんだって。
でも、俺の勝手を許して。
まだ…君を離したくはないんだ。
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ひかり(プロフ) - (名前)ちかさん» わかりました！考えさせて欲しいです...！コメントありがとうございました！！ (2019年8月15日 19時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ちか(プロフ) - 正直な話私個人としては、イナクロが1番好きです。 出来ればやって欲しいです。 (2019年8月15日 18時) (レス) id: 66e4d7a348 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - (名前)ちかさん» イナクロは、迷ってます...。コメントありがとうございました！ (2019年8月15日 16時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ちか(プロフ) - 世界編の後はイナGoがいいです。 質問なんですがイナクロ（イナズマイレブンクロノストーン）はやらないんですか？ (2019年8月15日 13時) (レス) id: 66e4d7a348 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 御幣島愛笑さん» わかりました！コメントありがとうございます！！ (2019年8月15日 1時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2019年8月13日 17時
