バス ページ4
私達はバスに乗り込んだ。
速水先輩、倉間先輩、浜野先輩の3人はキャプテンの指示によって、雷門に残ることになった。
『んん…眠たい……』
霧「こら。A…。」
『んー……。なんか、おか…し……い…』
私は、重たくなる瞼をなんとか持ち上げ、周りの様子を見た。
全員が、眠って……いる?
私の意識は、閉じる瞼と共に暗転した。
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次目が覚めて一番最初に飛び込んできたのは、霧野先輩の眠っている顔だった。
『…やっぱ連れてこられちゃったか』
私は体を起こし、周りを見渡した。
見覚えのある風景。
霧「…ん。A…?」
『おはようございます、霧野先輩。』
霧「…ここは?」
『ここは多分……』
天「A…!!無事でよかった!!」
私が話すのと同時に、天馬たちが駆け寄ってきた。
そして、ある違和感を感じた。
『…葵ちゃん達と、鬼道監督達は?』
信「いないんだよ…!」
…ああ。そういうこと。
剣「恐らく鬼道監督達は…奴らの手の中だ。ここは…通称ゴッドエデン。神の楽園と呼ばれている…地獄だ。」
…剣城君もここには来たことがあるようだ。
剣「ああ…シードを生み出すための施設がある、孤島だ。A、お前も知っているだろ?」
『…ええ。きっつい訓練の毎日、地獄のような日々…だっけ?』
私がこの訓練に耐えられたのは、「強くないと存在価値が無い」という、私の異常な程の執着のおかげだ。
もしもその執着がなかったら、私は1週間足らずで逃げ出しているだろう…。
まあ、周りは海に囲まれているから逃げることなど許されないのだが。
神「A、剣城…知っていることを全て話してくれ。」
剣「…俺がこの島にいたのは、わずかな時間。聖帝イシドシュウジの指示によって、直ぐに雷門中に向かうことになったからな。
だから俺は、詳しいことはわからない…。
でも、ひとつ分かっているのは、この島で行われる訓練は尋常じゃないってことだ。
…あとは、そこにいるAの方が…詳しいんじゃないか?」
剣城君はそう言って、私の方を見た。
『んー…私もそこまでこの施設に興味がなかったから…。ただ、毎日毎日、繰り返される訓練。その訓練は…厳しいなんてレベルじゃなかった。』
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4月生まれなのに雛人形 - ひかりさん» 僕も白竜好き♪wwwあれ?似たような会話をした気がするwww (2019年4月28日 15時) (レス) id: e95920caaa (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 4月生まれなのに雛人形さん» 私白竜好きなんですよねwww (2019年4月28日 12時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
4月生まれなのに雛人形 - 白竜、ちょっと可愛い。面白いしwww (2019年4月28日 12時) (レス) id: e95920caaa (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 神童シュウさん» そうかな〜?面白いと思ってもらえてたら安心したよ〜! (2019年4月28日 10時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
神童シュウ - そっちのほうが面白いよ!! (2019年4月28日 9時) (レス) id: 11e18eea93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2019年4月25日 18時