【HQ】同窓会から始まる恋ってアリですか？【宮侑】

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もう何度目かの同窓会。


ここまで頻繁にあると同窓会ではなく合コンみたいになってきている。
みんな独り身で恋人募集中らしい。




とかいう私も、宮侑を見るために来ているようなものなのでなんとも言えない。



好きか、と聞かれたら分からないと答える。




あの試合から、宮侑はちょくちょく私に連絡するようになった。
どうでも良い話をしたり、バレーの悩みをしてきたり、また試合に誘ってきたり。



私も彼の話を聞くのは苦ではなくむしろ楽しかった。

試合も予定が無ければ観に行っていた。





でも面と向かって会うのは久々だ。




コートにいる彼を、観客席からただ眺めているだけだったから。








「よお」



『お疲れ様』






もう何も言わずに私の隣へと座る。









「先週の試合、どうやった？」




『惜しかったよな。素人だから何もわからないけど、最初観に行った試合のときと比べると何か肩に力入ってた感じした。それでも凄かったけど』




「おん、緊張してもうて」




『何かあったん？』





いやそれは、とグラスを口に運ぶ宮侑。









「お、お前が、来とったからやんけ……」



『え、と？』








「何かこう意識してもうたんや！試合の前にも連絡取り合っとったし。これから春川さんが俺のこと見るんやって最初の試合より意識してもうて」



『…………よくそんな恥ずかしいこと言えるよな』








ある意味尊敬。


こっちまで顔が赤くなるからやめてくれ。






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