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「あのとき抱き締めちゃったけど、あれはAが可愛すぎる所為だから。木兎さんばっかり見てるし」
私の肩に顔を埋めて、耳元で小声で話した。
『破壊力、やばいです……』
「何それ、そんなのこっちもだけど」
『好きです、ずっと、好きでした、』
「うん、俺も」
そして付き合うことになった。
そのあとお兄ちゃんにも報告すると、「赤葦さんずっとAのこと可愛いって言ってたよ」とかいうエピソードもあとから聞けた。
なんだそれ可愛すぎか。
日向さんと木兎さんにも報告をすると、木兎さんは何やら勘付いていたらしくそれほど驚かれなかったけど、日向さんの驚きっぷりは凄かった。
三十分くらいずっと驚いてた。
そりゃそうか、自分の先輩と後輩が恋人なんだからなあ。
ちなみにちゃんと太一さんにも報告した。
月バリとか諸々のお礼として呑み代奢った。えっへん。
大学を卒業して、私は普通の会社員になる。多分。
でもまあ隣には赤葦さんっていう素晴らしいイケメンがいるから、これからも充実しそう。
『赤葦さん、大好きです!』
「……うん、俺も好き」
fin
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作者名:池田 | 作成日時:2020年4月23日 19時