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夏休みも中盤になり、勉強もまあまあいい感じだ。
でも今日は、大事な日である。
–––––北くんとのオープンキャンパス当日。
あくまで、大学を見に行くわけだからデートというものじゃない。…あくまで。
でもやっぱり可愛く見られたい。北くんの好きなタイプは全く知らないけど。
A大学は自分の家の最寄り駅から1本で行ける。
そこも良いところだ。
駅に集合だったけど、北くんは多分集合時間の10分前には来ているからそれに合わせようと10分前丁度に着くように家を出た。
そして駅に着いた。
でもやっぱりそこに北くんはいる。なんて人だ。
『お待たせ、北くん。早いね』
「たまたまや。向井も早いやろ」
『北くんは早く着いてると踏んでたの』
「流石やな」
俺のことよおわかっとる、と。
私なんて多分まだまだだけど、そう言われると嬉しいものだ。
でも北くんの表情から気持ちはあんまり読み取れない。
ほとんど無表情だし。
「ほな行こか」
『うん！』
そして大学へと向かった。
*****
「–––––––––どやった？」
オープンキャンパスを終え、近くのファミレスに入った。
『すごく良かった。やっぱりネットの情報だけじゃダメなんやね』
本当に良かった。
目指していた学部の話を聞くことができて、もっと興味を持ったし、ここに行きたいと強く思うようになった。
『A大、バレー強いんやね。北くん入らんの？』
「大学ではもうせえへん」
『そうなん？なんで？』
「アランみたいにパワーがあって上手い訳ちゃうしな。俺には技術はあらへん」
『でも北くんみたいな人はチームに必要やと思うで？
こう、なんていうか、北くんが入ることでチームが変わるもん』
「それは今のチームやからや。他のチームに入ったらそう上手くはいかへんよ」
『そうなんかなあ、北くんのプレー好きなんやけど』
もう見れへんのか、なんて溢してしまう。
「まだ見れるやん」
『え？』
「マネージャー」
その単語を言い、北くんはコーヒーを飲んだ。
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池田(プロフ) - 歩美さん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません！！！そんなことないです嬉しいです(*^^*) (2020年6月20日 22時) (
レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
歩美(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！文才ありまくりですね…！ (2020年5月8日 13時) (レス) id: 071f62e8cb (このIDを非表示/違反報告)
池田(プロフ) - 哀駒さん» 本当に嬉しいです！！！コメントありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月7日 12時) (レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
哀駒(プロフ) - 自分の部活のことを思い出して涙腺崩壊気味です…これからも投稿頑張ってください！！ (2020年4月7日 1時) (レス) id: 677b3c59a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：池田
| 作成日時：2020年4月5日 13時
