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そういえば、と黒尾がラーメンを啜り終わって話し始める。
いや口の中空っぽにしてから話せよ。
「花火、俺の家の庭でいいか？」
「お前の家がいいなら」
「まあじいちゃんとばあちゃんはいるけど、父さんは帰り遅いから」
黒尾の家に行くのは初めてではなく、部活休みは黒尾の家でゲームをするのが恒例となっていた。
『花火楽しみ！』
「俺も〜〜！」
なんて、黒尾と2人で盛り上がる凡さん。
まあ俺も内心めちゃくちゃ楽しみにしている。顔には出さねえけど！
そんなことを思っていたらニコニコと海が俺を見ていた。
「……………お、何だよ海」
「何でもない」
「何でもないって顔してねえだろ！」
「夜久、頑張れ」
……何をだよ。
海は大人っぽいというか気を配れる奴だから何か思うことがあるのかもしれないけれど、俺には分からなかった。
みんな食べ終わり、近くの店で花火を買い、黒尾の家に行った。
中学生のとき、高校生になったら青春できるのかなとか思っていたけれど、女子と一緒に(あと2人むさ苦しい奴はいるが)手持ち花火をすることになるなんて。
バレーボールばかりだった俺の人生に、バレーボール以外の色がついたみたいだった。
「うえ〜〜〜い！！」
黒尾と一緒にはしゃぐ。
その様子を海と凡さんは見ていた。
気付いたら凡さんは俺の方を見ていて目が合った。
そのときは凡さんが気になる子だとかそういう甘ったるい感情は全く無く、むしろただ一緒に花火をしたいと思った。
「凡さんも海も！こーやってやると綺麗だぞ！」
手を振ると2人は俺達のところに来て、一緒に花火を楽しんだ。
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池田(プロフ) - ハクさん» お忙しい中読んでくださりありがとうございます！！！いつもいつもコメントしてくれて本当に嬉しいです……！ (2020年8月20日 7時) (
レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 最近忙しくて池田さんのお話を読めてなかったのですが、やっと追いつきました〜！今回も最高で素敵です…！！きゅんきゅんしっぱなしでした/// (2020年8月20日 6時) (レス) id: 63b947b75a (このIDを非表示/違反報告)
池田(プロフ) - さゆさん» こっちのセリフです！（笑）ありがとうございます頑張れます〜！ (2020年8月16日 11時) (レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - 池田さん» 嬉しいと言ってくれるなんてもったいない言葉です…！頑張ってください！！ (2020年8月16日 8時) (レス) id: d211bb56f4 (このIDを非表示/違反報告)
池田(プロフ) - さゆさん» さゆさんまたまたコメントありがとうございます！！本当に嬉しいです！これからも頑張ります〜〜！！ (2020年8月15日 23時) (レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：池田
| 作成日時：2020年8月12日 20時
