【HQ】タイム・トラベル【日向翔陽】 (ページ7)

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もしもページ7

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高校生になって数ヶ月。

見たことのある顧問の先生も増えて、マネージャーの谷地さんも増えた。

髪の毛が短くて可愛いです。我得。

私は特に口出しせずに毎日過ごしていて、ただドリンクを作ったりとマネージャー業をするのみ。

本当だったらいっぱい翔陽と関わりたいのだけれど。

–––––––ちょっと待て。

今ここで知り合っているのなら、大人になったときに翔陽に感動することもないのではないか。

ブラックジャッカルのマネージャーになって、翔陽からも猛烈ともいえるアプローチを受け付き合ったのだが、それはもうされないのでは？と不安になる。

もしも、このままだったら？

春高に行く烏野を見て、色んな選手の高校時代のプレーを見ることができて。

そのあとは？

白鳥沢にいた私だったら、推薦で大学に行き、そこでバレーボールと初めて出会った。

あの大学に行かなければいけないんじゃないのか？

『…………ジーザス』

「え？Aちゃんどうした？」

『いやいやいやなんでもないです潔子さん！』

成績、大丈夫？

幸いにも赤点はない。
10年前頑張っていた私を褒めてやりたい。

すこーーーーしだけ、記憶が残っていた。

『合宿、楽しみですね！』

「そうだね、私達もサポート頑張ろう」

黒髪が艶々となびいている。

潔子さん美しい。

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