【HQ】銀島くん一択です。【銀島結】

気まずい雰囲気 ページ14

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月曜日。

土日にバレー部は試合があったらしい。
ああ見に行きたかった。
銀島くんを拝みたかった。



えっちゃんは土日両方とも行き、侑くんのスーパーサーブを拝んだと律儀に報告してきた。いらんわもう。






何で私侑くんと隣の席なんだろうか。




気まずいことこの上ない。









私はいつも通りの時間に教室に来た。







すると、



「おお、Aちゃん。おはようさん」


『……おはよう』








何で朝練ないの？？？？




『朝練は？』



「土日試合やったから、朝練は無しになったんや」





強豪じゃんそこは朝練しといてよ。


気持ちの整理がまだできていない状態で侑くんお銀島くんに会うとか最悪でしかない。




「おはよう、神崎さん」


『お、おはよう…』






銀島くんも気まずい顔してる。



あーあ。完全に気遣われてる。







「角名のこと、あんま気にすんな」



『………いや、私が悪い。箱推しって嘘ついてたのはほんとやし。もうバレー部に迷惑かけんからさ、安心して』



「は？箱推しって嘘なん？」


侑くんが座ったまま体を私の方に向ける。


『うん。推しはおるで。誰かは言えやんけど。ほんとごめん。もう話しかけやんから』



「––––––迷惑とかやあらへんよ。やから話そ」






銀島くんの眉毛が下がり、口角は上がった。







「俺、神崎さんともっと仲良おなりたい思っとったから」






好きな人にこんなに言われて、仲良くならないわけないでしょ？





『わ、私も！！』






やっぱり銀島くんは、優しくてかっこいい。




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