【HQ】銀島くん一択です。【銀島結】

推し ページ12

【銀島くんside】





その情報だけ聞いたら俺のような気もする。


でもそれだけで確証を得るなんて。






「……銀か。それならまあ納得かも」


「はあ！？何でそーなるん！」


「俺も納得や」「不服やけど俺もや」






角名に加え双子達も頷く。







「神崎さんに聞いたとき、侑と銀二人ともいたんでしょ？侑じゃないとしたら銀しかいないよ」



「そう言われてみたらそうやけど……」






でも、彼女が俺を推してくれるなんて、そんなこと。





––––––––あるはずない。


俺はこの3人にくっついとる虫みたいなもんで、おまけみたいなものだ。




そんな俺を、俺の気になる人が、都合良く…。







「あのさ、銀」



「なんや」







角名が俺の前に立ち、肩に手を置く。







「お前、自分が思ってるより何百倍もかっこいいから」


「は、」


「推されて当然だと思うけど？」







まじでかっこいいよ、と携帯で俺がスパイクを決める動画を見せてくる。



「確かに侑と治の顔は良いけどさ、銀は性格まで良いんだし、もっと自信持てよ」



「角名！サムはともかく俺の性格悪いって言いたいんか！？」


「いやいやいやツムのが悪いわアホ！」






「……おう、ありがとな」






なんだかこそばゆかった。


角名がそう思ってくれていたことも驚いたし、侑と治にもお前はかっこええ、と言ってくれたし。



神崎さんの推しが、俺だったら良いな。






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