【HQ】排球部の影山くん。【影山飛雄】

その後 4 ページ31

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「俺練習終わったらすぐ買い物行くから絶対家にいろよ？な？」

『大丈夫だって！まだそんなにお腹も大きくないし』


「だめだ何かあってからじゃ遅え」



お腹の中に赤ちゃんがいるとわかってからの飛雄の過保護っぷりはすごかった。

まだ3ヶ月ちょっとだが、外出するとき荷物も全部持ってくれて、買い物も行ってくれるようになり。



『まあ、ありがとね。飛雄の子だから絶対に可愛いだろうなあ』


「俺に似るよりAに似てほしい。…中学のときみたいになるから」


『うーーん…でも日向みたいな存在がどこかで現れるかもよ？』


「現れなかったら、」


『そのときは私らがいるじゃん？

まあ、バレーするかわからないけどね』


「興味もつといいな」


『–––––––ねえ、やっぱり一緒に買い物行こうよ』


二人だけでいけるのも少ないだろうし、ね？




「…わかった。なら練習終わって家帰るまでは絶対外出んなよ！」


『うん！』



行ってきますの、キス。




*****



二人で買い物中。



「–––––あれ？影山？」


「…！田中さん！」



田中さん夫妻。

潔子さんとは仁花ちゃんを通じて仲良くなり、結婚してからもちょくちょく会っていた。



「お前、子供できたんだってな？」

「…ッス！もう3ヶ月になります」


ニヤニヤする飛雄を見て余計に幸せを感じた。


「Aちゃん、おめでとう」

『き、潔子さん！！！またランチ行きましょうね！』

「うん、行こう。赤ちゃん産まれたら抱っこさせてね」

『もちろんです！』


潔子さんに抱っこされるなんて私らの子供最強じゃん！！

私だってされたい…。



「相変わらず仲良いね」

『潔子さん達も！』

「うん、仲良い方かもね」


うっわああ、惚気いただきました。



その頃。



「おい影山」

「なんすか」



「〜〜〜」


「ちょ！！田中さん！？！？」

「いいじゃねえか、恥ずかしがるような歳じゃねえだろ」

「さ、最高ッス」

「ふ〜〜〜ん」



"–––––––Aチャンとの夜はどうだ？"



「くっそ田中さん…」


『飛雄？顔赤いよ？』


「なんでもねえ！！！！！」

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