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急いで着替えて、外に出ると、ピンク色の髪の毛の人が待っていた。
『すみません、お待たせしました』
「あ、いえ。こっちこそ急にすみません」
俺、青城バレー部3年の花巻貴大です、と頭を下げる花巻さん。
「ここのラーメン美味しくて通ってて、…その、えーっと、好き、です！良かったら俺と付き合ってください」
今まで告白はされたことがあったけれど、こんなに直球に言われたことはなかった。
耳まで赤くしている姿を見たら笑いそうになった。
『––––––ごめんなさい。私、好きな人がいます』
こんなに直球にこられたら、嘘は絶対つけないから。
「あー…ですよね。でも俺、諦めたくないんで、連絡先教えてほしい、です」
『それくらいなら、大丈夫です。あと、私1年なので敬語じゃなくていいですよ』
「わかった。じゃあ瀬谷さん、家まで送る」
ここは男みせたいじゃん？と笑う花巻さん。
面白い人なのは分かった。
*****
「いや、ほんとにね、ラーメン屋行ったら美少女がいたからびっくりしてさー、及川達と騒いでて。
それから結構通うようになって、仕事熱心なところとか落ち着いてるところとかいいなーって思ったんだよね」
自分のことを言われてると思うと恥ずかしくなった。
及川さんと仲良いのか。
なら、影山くんのことも知っているのか。
また影山くんのこと考えてる。
「瀬谷さんの好きな人ってさ、どんな奴？」
切なそうな顔をして花巻さんが聞く。
『努力家で、すごく優しい人です』
「ふーん、俺が知ってる奴だったりするのかな」
『さあ、そこまではわかりません』
二人で歩いていると前の方から日向や影山くんらしき声が聞こえた。
案の定、烏野の皆だった。
「うっわ、烏野じゃん。俺ら勝ち進んだら準決で当たるんだよな。この前と一緒で」
「あれ、青城のバレー部の人じゃね？あと、––––A！？」
日向が私達を見つけて、駆け寄ってくる。
「知り合い？」
『はい、影山くんとクラス一緒なので』
「なんで二人でいるんだよ？」
日向が聞く。
『たまたまだよ』
「––––––まあ、俺が誘ったんだけどな」
『ちょ、花巻さん！？何言ってるんですか！？』
「事実、だろ」
じゃーなチビちゃん、と日向に手を振って、私の手を掴み、その場を離れた。
「おい、影山。いいのかよ」
「いいわけねえだろボゲ」
なんて、二人が話していたことは知らない。
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池田(プロフ) - 澪さん» 返信遅くなりすみませんm(_ _)m 本当にありがとうございます！！！ (2020年6月20日 22時) (
レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - うわああああああ、好きです。（唐突）すごく、心が温かくなりました！ (2020年5月30日 21時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
池田(プロフ) - すの丸さん» そう言ってもらえて本当に嬉しいです！こちらこそありがとうございます！！ (2020年5月16日 23時) (レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
すの丸(プロフ) - 読んでいて凄く幸せになれました！素敵な作品をありがとうございます！ (2020年5月16日 23時) (レス) id: 030f2978b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：池田
| 作成日時：2020年3月17日 9時
