再会 ページ7
はぁー今日も仕事疲れたや。
ご飯どうしよ。家になんかあったかなー。
あ、お兄ちゃんいるかも!
そこでなんかもらおっかなぁ。
帰宅。ガヤガヤしてる。
花「ただいまー」
ありゃ、靴の紐がほどけてる。
しゃがんで結び直す。
?「すいません。今勇人さんお酒買いに行ってます。」
花「あっ、は…」
はい、と言おうと顔をあげようとすると。
?「…もしかして花恋?」
花「えっ……。」
顔を上げる。
花「…………智之くん?」
長い沈黙。先に開いたのは智之くんだった。
智之「久しぶり。」
花「久しぶり。」
智之「中学以来か。」
花「そうだねー。」
どうしよう。智之くんの顔が見れない。
でも、懐かしい。中学の頃を思い出す。
智之「花恋、すごいね。有名人。
すっごい綺麗だし。テレビでよく見るよ。」
''綺麗"その言葉を智之くんから聞けて、
顔が火照るのが分かる。
花「智之くんだって。憧れのジャイアンツじゃん。」
___お互い夢が叶ったね。とは言えなかった
勇人「ただいまー!あり、花恋おかえり。
ふたりそろって何してんの?」
花「えっ、あっ」
智之「久しぶりの再会なんで。」
勇人「えっ、そーなん?!!」
花「中学の同級生だよ。」
勇人「なんで言わなかったのさー。」
花「えっ、別に。」
勇人「ばかやろー。」
お兄ちゃんは肩に手を回す。
勇人「智之。俺の彼女だから。
手、だすなよ?」
智之「え?」
智之くん困ってる。
花「違うからね?親戚だよ」
勇人「違わんやん!ずっと一緒に住んでるし」
花「違うもーん。」
勇人「可愛い花恋は俺のだよ。」
花「お兄ちゃん離してよ〜!
部屋戻ろ?ね?」
智之くんはずっとこっちを見てる。
花「リビング行こっか、みんな待ってる」
抱きつくお兄ちゃんをそのままに私はあっちあっちとリビングを指差した。
花「(久しぶりだなぁ…。まさか会えるとは。
智之くんはどう思ってるかな。)」
10人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桃華花恋 | 作成日時:2018年4月27日 6時