【アイナナ】あなたと一緒に【短編集】

四葉環×王様プリン ページ2

環くんと期間限定王様プリン



『まっだかな〜』


無意識に鼻歌を歌いながら彼氏であるたっくん、 四葉環くんの帰りを待つ。



今日、久しぶりにコンビニに寄ったら春限定の《期間限定！癒しの桜味王様プリン》が売っていたのだ！！



これは、王様プリンファンである限り買い逃す訳にはいかないと自分の分と環くん分を買ってきたのだけれど...


『遅い！！！！！』


だってもう6時だよ？
今日はお仕事もなくて学校だけって言ってたからすぐ帰ってくると思ってたのに...

何処かで事故にでもあってないかな、心配になってきた。探しに行った方がいいやつ？


どうしよう、なんて部屋をグルグル歩き回る


環「ただいまぁ〜！」
一織「ただいま帰りました」


帰ってきた！
『おかえり！！ 遅かったね！？何かあったの？』

一織「四葉さんの先日のテストの点が良くなかったので補習を受けていたんです。
何故か私まで巻き添いをくらいました。」



『あはは〜、そっか、お疲れ様。』


一織「では、私は部屋に戻ります。
四葉さん、きちんと手を洗ってうがいするんですよ」


環「わーってるよ、いおりん口煩くて母ちゃんみてぇだな」


一織「なっ！だいたい、四葉さんがいつもきちんとしていれば私だってこんな事いませんよ。」

『まぁまぁ、 一織くん、環くんにちゃんと手洗いうがいさせるからお咎めはそのぐらいにして？』


このままにしてたら喧嘩になりかねない
なんとか2人をなだめて一織くんを部屋に帰す



『環くん、環くん。 補習お疲れ様。ご褒美あるから手洗ってきて？』


補習に疲れたのかソファに倒れ込んでる彼氏さん。
なんとかソファから体を起こしフラフラと手を洗いに行った彼氏さんを見送る。



数分して帰ってきたら、冷蔵庫から例のアレを取り出す。



『環くん！今日ね、こんなものを見つけました！！！』


環「っ！それは！期間限定癒しの桜味王様プリン！！！」


『環くんの分もあるから一緒に食べよ？』


そう言えば、明らかに目を輝かせる環くん



本日の王様プリンタイムは勉強でお疲れ様の彼氏さんと 期間限定桜味王様プリン、です！！！

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