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彼女が1人になったのは僕と出会ってすぐくらい
元々 病気で亡くなり父親のいなかった
彼女が高一の冬、 母親が はねられた。
.
彼女は真っ暗になった。
凄く可愛く笑う顔が真っ黒に塗りつぶされた。
可愛らしい声も聞かなくなった。
「ねえ、」
僕の方に顔を向けるけど、目が合ってるのかわからない。
だって 真っ黒なんだ。
「苦しいね… 、寂しいね …、 」
真っ白な頬っぺたに暖かい僕の手の平が触れる
意識してこんな事した訳じゃない
ただ吸い込まれたんだ。
真っ黒な君に
ただ引き寄せられたんだ。
真っ青ともとれるその肌に
ッツーーー と涙が綺麗に流れて僕の手に伝わった。
放課後の暗い教室、 2つ目の涙の粒を流す君が消えるまえに 僕が連れてく
ギュッと君の手を握って走る
こんな可笑しなこと
それでも彼女は僕についてきてる
凄く凄く寒い冬。
泣いてるAを あてもなく連れ去った
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作者名:散 | 作成日時:2017年12月25日 21時