225話 ページ25
次の日
僕は面会時間開始にあわせて病院に行った
病室にAを迎えにいく
手術のあとでまだ傷が塞いでないから車椅子
おして2人で昨日言われたところに行った
出迎えてくれたのは昨日の先生
先「…お2人の赤ちゃんたちはここです」
そこにいたのは透明なカプセルに入れられた赤ちゃんたち
思っていたよりもずっと小さい
スヤスヤと気持ちよさそうに眠っている
先「予想以上に小さいでしょう?
でも呼吸も安定してるしもう少し経てばちゃんとお母さんと同じ病室にいけますよ」
Aはカプセルに手を当てて泣いていた
僕もしゃがんで子供たちを見た
ま「パパとママだよ〜
早く大きくなってパパとママに抱っこさせてね」
___
それから約2週間後
病室に子供たちがやってきた
看護師さんに教えてもらいながら2人で抱っこしてみた
前に知り合いの赤ちゃん抱っこしたことがあったけどその時は見事に大泣き
だから正直怖かった
でも僕の子供たちは2人とも泣かなかった
看護師さんが言うにパパとママを認識しているらしい
Aは1日かけて色んなことを教えてもらっていた
その間僕がどっちかを抱っこして聞いていた
そしたらもう夕方で
コンコン
ま「どーぞー」
坂「おじゃましまーす!」
る「赤ちゃんいるやん!」
目をキラキラと輝かせて子供たちを見つめる2人
「オギャー」
片方が泣くともう片方も泣く
そ「お、双子っぽい」
ま「そんなこと言ってる場合ですか!
よーしよーし」
Aと2人で片方ずつあやすとすぐに眠ってくれた
浦「すげー泣き止んだ…」
ま「ふふんツ(ドヤ」
そ「ところで名前は決まったの?」
ま「はい!
男の子が
女の子が
です!」
そ「親バカがつけるような名前だな」
ま「別に親バカでいいんです!」
音葉はAで紅音は僕がつけた
思い出の紅葉から1文字ずつと僕が大好きな音楽から「音」の文字を両方に
僕の名前(まふまふ)みたいにかっこよくないかなって不安だったけどAが『パパが一生懸命考えた名前だから大丈夫だよ』って言って決まった
オギャーオギャー
『今度はご飯…かな?』
そ「じゃあ俺たちは行くか」
天「そうですね
退院はもうそろそろ?」
ま「うん2日後」
坂「じゃあ次はまふハウスで!」
そう言って皆は帰っていった
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優涼@yudu_ao_mihu@お休み中(プロフ) - とても面白かったです!ぜひぜひ、新作を(( (2020年7月2日 20時) (レス) id: 06bd58bb6a (このIDを非表示/違反報告)
リンゴノカバヤキ(プロフ) - 完結お疲れ様でした、この話大好きです (2018年6月21日 22時) (レス) id: 27b064b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠莉(プロフ) - 長い期間お疲れ様でした!本当に素敵なハッピーエンドでよかったです!!改めて完結おめでとうございます! (2018年6月20日 14時) (レス) id: 83f182eb50 (このIDを非表示/違反報告)
碧葉 - 歌い手小説の中で1番好きな作品です!ずっとドキドキでした!リアルにありそうなストーリーの進み方で読みやすかったです。他の小説でも頑張って下さい! (2018年6月16日 13時) (レス) id: 8044ae72c9 (このIDを非表示/違反報告)
まふファン(プロフ) - 完結おめでとうございます!!私は最初から見てなかったのですが、本当に感動しました!私は男性恐怖症ではないのですが、もし男性恐怖症だったらこんな風に大変なんだろうなぁと初めてよく考えることが出来ました!本当に1年間ありがとうございました! (2018年6月15日 23時) (レス) id: b58560e48f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クリーム | 作成日時:2018年3月31日 21時