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＿Aside＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
え、河村さんが寝てる？
夕方5時。オフィスに着くと 河村さんがソファで寝ていた。編集作業の続きを教えてもらいたかったのだけど。河村さん、お疲れ気味なのかな。
そういえば伊沢さんもこのソファで寝てたっけ、そんなに寝心地いいの？
多少の好奇心を胸に秘め、横たわる河村さんにブランケットをかける。
"あ、眼鏡とったほうがよさそう"
そんな軽率な判断で、河村さんの顔に手を伸ばした時だった。
｢……ん､ … ぁ……いたんです…ね。｣
『！』
彼の美しい瞳から、目線が自分に流れていくのが分かった。
河村さんと目が合った状態から、1mmも動けない。美しい彼から目が離せない。
｢……は、無視？…この手なんです……？｣
『あ、眼鏡外そうとしたら！見とれてちゃって！ちなみに現在進行形です！！』
私が勢いよくそう言うと、寝返りを打って目線を逸らされる。あちゃー、怒らせちゃったかも。
『河村さん……？』
｢めんどくさい……｣
『ごめんなさい。…もう少し寝ますか？』
｢んーいい。誰かさんのせいで眠気覚めました｣
『……すみません』
あー、本気で怒らせちゃったかな。河村さんが疲れてるの分かってるのに、と少し落ち込む。
｢いや冗…｣
彼は起き上がろうとして、何かに気付いたみたいだ。
｢……ブランケット、ありがとう｣
『あ、いえ！』
｢なんかいい匂いすると思った、Aちゃんの匂いかぁ｣
河村さん、誰にでもそういうこと言うのかな、
そう思ったらちょっと嫌で、だから少し意地悪したくなってしまったのだ。
『ちょっと耳貸してください』
｢え？｣
『 へ ん た い 』
耳打ちで河村さんを煽る。
これでドキドキしない人はいないぞ！！と友達から言われたことを、そっくりそのまましてみた。
｢……あ、なんか眠くなってきたかも｣
……え。ドキドキ…したりは………まあいいか。
『……おやすみなさい、河村さん。』
そして彼はゆっくりと眠りについた。
この20分後、ハイテンションな須貝さんに起こされることになるんだけど、それはもうちょっとあとの話。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
5/30
ちょっとずつ進展を増やしていけたら、と思ってます。良ければ感想、評価よろしくお願いします。
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さくら真央(プロフ) - 尊みが深かったです。今後も更新楽しみにしております。 (2020年1月13日 2時) (
レス) id: 1e9df47b6c (このIDを非表示/違反報告)
紫乃(プロフ) - Ninja250さん» そう言って頂けると嬉しいです！！これからもぜひ、よろしくお願いします！ (2019年5月31日 22時) (レス) id: 5d58ac0ca8 (このIDを非表示/違反報告)
Ninja250 - 河村さん推しなのでめちゃめちゃ嬉しいです!しかもいい感じの設定で、ドタイプです!更新待ってます!! (2019年5月31日 21時) (レス) id: 1223e64b98 (このIDを非表示/違反報告)
紫乃(プロフ) - まぐちがせさん» ほんとにありがとうございます！頑張ります！！！ (2019年5月31日 17時) (レス) id: 5d58ac0ca8 (このIDを非表示/違反報告)
まぐちがせ - 河村さん！！！待ってました！！！続き楽しみにしてます！紫乃さんのペースでこれからもがんばってください！ (2019年5月30日 22時) (レス) id: 4b7a069960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫乃 | 作成日時：2019年5月30日 22時
