幽霊が9人 ページ10
「Aさんの言う通りよ！
麻生さんの友人だったって言う
この島の村長さんに聞いてみれば何か分かるかも
知れないよ？」
「そうだな…確か村長は公民館に居るって
言ってたよな」
私たちは途中で医師だと言う浅井成実さんに
公民館までの道を聞いた
《ん〜？》
《萩、どうした？》
《この浅井ちゃん、違和感あるんだよなぁ…》
《違和感？》
そう、この医師に違和感を持っているらしい
特に萩原が
…ってか、浅井さんの周りを飛び回るな
ま、そんな事は置いといて私たちは公民館についた
コナン君がうろちょろするのでそれについていく
「ピアノ？」
「コナン君ダメよ」
「ん？デケェ部屋だな…
おぉ、公民館のすぐ裏は海か」
「ピアノも大きいけど汚いね…放置されっぱなしか」
「少しは掃除すれば良いのにねA姉さん」
ﾄﾞﾝｯ!
「へ！？い、いま音が……！！」
「気のせいだよ蘭ちゃん！」
バカ、触るな幽霊ども
《いやぁごめんごめん♪》
「だ、ダメですよ触っちゃ！」
ごめんなさい、私たちじゃないです
触ったのは私の後ろにいるアホなんです
「そのピアノは麻生さんが死んだ日の演奏会で
弾いていた呪われたピアノ！」
「そんな…呪いだなんて…」
《呪いとかそんな事信じるバカが居るわけねぇよ》
”ヒビってんのか？”と何故か眼鏡をかけたおじさんを
煽りにいく松田、だから止めろって
「麻生さんだけじゃないんです！前の村長の身にも
同じような事が！」
「と言うと…今日法事をやる元村長？」
「はい…あれは２年前の事です
満月の夜の事でした。たまたま通りかかった私は
誰も居ないはずの公民館の中からピアノの音色を
聞いたのです…誰か居るのかと声をかけると音は
ピタリと止み中に入ったらそこには亀山さんが…！
死因は心臓発作でした。そして彼が死ぬまでに
弾いていた曲も麻生さんが炎の中で弾き続けていた
あの『月光』だったのです…それ以来このピアノは
いつしか”呪われたピアノ”と呼ばれるように…」
〜♪〜
「ちょっとコナン君！」
「別になんとも無いよ？このピアノ」
《猫ふんじゃった弾いてる…》
《なww何でその選曲な訳ww》
まぁ、ピアノがある部屋からは追い出された
「とにかく！法事が終わるまで玄関で
待っていて下さい！」
《あ、行ったぞあのビビりおっさん》
《どうする？あのピアノ、オレは正直気になるな》
《俺もだよ諸伏ちゃん♪》
閉まった扉の向こうに諸伏と萩原が入った行った
……お前らズル
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月奏星(プロフ) - 幽霊が29人 番外編3のやつって銀魂ですか？ (2023年4月10日 14時) (
レス) @page30 id: a13783a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スコチ明 | 作成日時：2023年3月5日 12時
