幽霊が3人 ページ4
博士はまだ信じきれてなかったが
新一が広い我が家を迷うことなく
書斎までたどり着いた所を見て信じたらしい
「良かった、まだあったんだ」
小さい頃の服を着ると本当に新一だわ、うん
《つまり、景の旦那の言うとおり毒薬なら
奇跡的に助かった……ということなのか？》
悪運が強いな我が弟よ
「でも今日姉さんが帰ってくる日で良かったぜ」
「ってか蘭ちゃんとデートするって園子ちゃんから
聞いたんだけど……」
《で、デート！？新一君やる〜♪》
「で、デートじゃねぇよ！！園子の奴……
とにかく！トロピカルランドで事件が起こったんだよ
殺人事件！！」
《殺人事件って……そう言えば警部さんが言ってたな
ジェットコースターで首がぶっ飛んだとか》
えっぐ
「その事件が起きたジェットコースターに
乗ってたんだよ！黒い服の奴らが２人！！」
「それで？事件を解決した後、怪しいってなって
尾行したら２人にバレて毒薬飲まされた…って事か」
《その２人の名前が分かったら確定出来るんだけど》
”聞いてくれない？”と新一の周りをウロウロする
「その２人の名前は？」
「確か……”ジン”とか”ウォッカ”って呼ばれてたな」
「何じゃその名前は……お酒と同じじゃな」
「あだ名じゃねぇの？」
お酒の名前、黒い服
私も嫌な予感してきた
《そう言えば最近警察庁の公安部から
依頼来てたよな？確か組織に潜入している奴の
フォローを頼むとか》
そう、その組織の名前は……
《く、黒の組織……》
「な、黒の組織と関わっちゃったの！？」
「姉さん知ってるのか！？」
「知ってるも何も！公安部の方で
警戒されてる組織だし、最近私に潜入している奴の
専属のハッカーになって支えろとかよく分からん
依頼が来たし……ぁ」
《一気に言っちゃったね〜》
やべぇ、どっかの誰かさんの怒り顔が目に浮かぶ
本当にすいませんでした！！
「そんなにヤバい組織なら、この事は秘密にした方が
良いんじゃろうワシと新一とA君３人の秘密に」
「そうだね、蘭ちゃんにも内緒にしないと
噂によるとそいつら容赦ないらしいから」
そう言うと凄い勢いで諸伏が頷く
………一体あっちで何があったのか
〈新一、居るんでしょ！？〉
玄関の向こうから聞こえるのは蘭ちゃんの声だ
「私が出てくるから！博士、後はよろしく！」
玄関に向かうともう蘭ちゃんは家に入っていた
「あ！Aさんこんばんは！」
「こ、こんばんは〜今日も可愛いね〜」
ナンパみたいになった
幽霊が4人 ジェットコースター殺人事件 終→←幽霊が2人 ジェットコースター殺人事件 始
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月奏星(プロフ) - 幽霊が29人 番外編3のやつって銀魂ですか？ (2023年4月10日 14時) (
レス) @page30 id: a13783a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スコチ明 | 作成日時：2023年3月5日 12時
