【名探偵コナン】私の周りの幽霊たち ぱーと1

幽霊が22人　IFCASE萩原研二 始 ページ23

※注意※
・時系列的には
ピアノソナタ『月光』殺人事件後
・救済入ります
・過去編も混ざる
・オリジナル












　「松田…何の用だ」

　「萩原！お前、何のんびりやってんだ！
　 さっさと解体しちまえよっ！」

　「おいおい…そうガナりなさんなタイマーは
　 止まってんだ、そっちは終わってんのか？」

　「あぁ開けてみたら案外、
　 単純な仕掛けだったからな…あの程度なら」

　「“３分もありゃ十分だ“だろ？」

　「ﾁｯ……そっちはどうなんだ」

　「あぁ、こっちは３分って訳には
　 いかないようだな基本的には単純なんだが
　 何しろトラップが多くてな…どうやらこっちが
　 本命だったみたいだな」

　「あぁ……ところでお前ちゃんと
　 防護服着てるんだろうなぁ」

　「あんな暑苦しい物着てられっか」

　「バカ野郎！死にてぇのか！？」

　「……って言いたい所だけど、さっきまで
　 避難誘導していたAちゃんから
　 愛の鞭くらっちゃってね、ちゃんと今は
　 着てるっての」

　「ったく、あいつに感謝しろよ……」

　「ま、死んだらその時は仇を取ってくれよ」

　「………怒るぞ」

　「冗談だよ、冗談
　 俺がそんなへま…するわけねぇだろ？」

　「とにかく、さっさと終わらせて降りて来いよ
　 いつもの所で待ってるからな」

　「お、良いねぇ！そういうお誘いとあらば
　 エンジン全開と行きますか！後、
　 Aちゃんも誘っておいてよ」

　「そう言うと思ってもう誘ってる」

　「…………何？」

　「どうした、？萩原！？」

　「皆、逃げろ！逃げるんだ！！」

　「萩原……？萩原！？
　 はぎわらぁぁぁぁぁ！！！」









「………ん、ん」

《あ、おはようA》

「諸伏、おはよう……あれ？松田は」

《あいつならベランダでタバコ吸ってるよ》

「そっか………ん？良い匂いがする」

《オレが朝ご飯作ったんだ、ほら歯磨きして
早く食べな？》

「ありがとう……あれ？萩原は？」

《それが、オレが起きた時から居なくてさ……》

「珍しい、いつも近くにいるのに」

《だね、タバコでも買いに行ってるのかな》

「そんな事したらコンビニでポルターガイスト起こる
ような物でしょ？それに私が買いに行くし」

《じゃあ何で……あ、電話鳴ってるよ》

「うん……もしもし、あ美和子？そう寝起きなんだよ
……………ぇ、それ本当！！？？」

《どうしたの？》

「は、萩原の、脈が動いた………って」

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