幽霊が14人 ページ15
「譜面じゃない…曲に見せかけた
何かの暗号だとすると…」
《あちゃ〜集中モードに入っちゃったかぁ》
《何だよ集中モードって》
《こいつは集中すると周りが見えなくなんだよ
俺たちの声も聞こえてねぇだろうぜ》
《小さい頃から変わんないよねぇ》
《そう言えば、松田と萩原と
Aは幼なじみだったな》
「あ、あの〜」
「そうだ、アルファベットにすると何かの文に…！」
「Aさん！！」
「わ、わ！？浅井さん？あれ？お爺ちゃん刑事は？」
「さっきすれ違いましたけど…廊下で寝ると」
「そ、そうなんですね」
《浅井ちゃん…やっぱり違和感あるんだよなぁ
陣平ちゃん、諸伏ちゃん》
《おうよ、Aには指一本触れさせねぇよ》
《オレも同じく》
後ろの３人が何故か警戒モードになってる
……なんでや
「宿にいる毛利さんたちから公民館に居ると聞いて
晩ごはんまだでしょう？」
「あ、そう言えば…」
《毒とか入れてねぇよなテメェ》
《オレが毒味するよ》
《どうよ、諸伏ちゃん》
《……大丈夫そうだけど、A？》
「ありがたく頂きますね」
心配し過ぎだって
「さっき曲が聞こえたんですが、
Aさんが演奏を？」
「まぁ、ここに楽譜が残されていたので」
《ん？》
《どうした陣平ちゃん》
《このピアノの下に隠し扉があんだよ》
《開けてみたら？》
《おうよ》
「……何かピアノから音が」
「気のせいですよ、遺体もありますし
無理しないで下さいよ浅井さん」
「え、えぇ…」
《何か粉落ちたぞ》
《ホコリじゃないの？》
《松田、萩原！それ麻薬だ！！》
「ま、麻薬ぅぅ！？」
「Aさん！？」
「あ、あはは浅井さんはお爺ちゃん刑事を
呼び戻して下さい！」
「わ、分かりました！」
「そ、それで諸伏その麻薬は…」
《ここだよ、ここに落ちてる粉
においからして間違いないよ》
さすが公安、慣れてるな
《もしかしたら公民館の倉庫とかに残りの麻薬が
あったりしたり？》
「可能性はあるね…諸伏、悪いけど探してくれない？
後、気になる物は全部持ってきて」
《了解》
《俺たちはどうするよ》
「そうだね…とりあえず新一に麻薬が見つかった事
だけは連絡いれとかないと」
「Aさん！あの刑事眠ってて
起きる気配が無くて…！」
「まぁ、仕方ないか
ピアノの近くに落ちている粉は間違いなく麻薬です
浅井さんも近づかないように」
「わ、分かりました。詳しいんですね麻薬に」
「まぁ…ね」
幽霊が15人 ピアノソナタ『月光』殺人事件 終→←幽霊が13人
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月奏星(プロフ) - 幽霊が29人 番外編3のやつって銀魂ですか？ (2023年4月10日 14時) (
レス) @page30 id: a13783a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スコチ明 | 作成日時：2023年3月5日 12時
