Episode23 君への呪い ページ24
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A・マイヤー
崇高なる陸と海の覇者である
哀れな一族の末裔よ
恨むなら お前の先祖を恨め
これは神と契約された"対価"なのだ
※※※
フロイド「ッ、………きも」
フロイドは、帽子で顔が隠れている警備員の体に近づくと、あまりの異臭にすぐに離れた。
ジェイド「……ひどい臭いがしますね」
ジェイドも警備員の顔を見ようと帽子をどけると、反射的に体がビクリと跳ね上がった。
アズール「これは……………」
ジェイド「アズール。………………この死に方、"黒魔術"の一種ではないでしょうか」
Aの部屋で倒れていた警備員は、もうすでに息絶えている。その死に様は、未来永劫、いつまでも思い出しそうなほど強烈で恐ろしかった。
全身の水分が抜かれ、腐った身体。
わずかに残された筋肉や骨などは、何十年も経ったように朽ち果ててしまっている。
その光景を見て、アズールたちは、いつしか魔法史の授業で習った【海賊時代】の話を思い出した。
アズール「参考書に書いてあった死に方に似ていますね。黒魔術を使ったとみて間違いはない」
フロイド「
ジェイド「ええ。歴史上では
ある数名の名の知れた海賊が結託して【ポセイドンの槍】を破壊した。そして海の呪いは全て解かれる。
海軍はそれを機に、黒魔術を扱う呪術師たちを全て捕らえた。危険な魔導書をすべて焼き払い、貴重な魔導書は、多くの国の王と協力し、各国のどこかに保管した。
と書いてあったはずです。目の前に"この死体"があるということは………」
アズール「どこかの国の隠し場所から、黒魔術が書かれた魔導書が持ち出されたということです」
フロイド「フツーにやばいじゃん。じゃあ、Aがいないってことはよ。連れ去られたんじゃね」
ジェイド「アズール、この事を学園長に報告してください。僕たちはAを探しに行きます」
ジェイドとフロイドが部屋を出ていこうとする。その時、アズールは冷静に言った。
アズール「待て。ダメだ」
その瞬間、ジェイドとフロイドは、アズールに対する疑心感がよりいっそう深まりつつあった。
ジェイド「………なぜです?」
フロイド「はァ?アズール、ふざけてんの?」
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かれーらいす(プロフ) - 憂さん» ありがとうございます! (8月11日 3時) (レス) id: 5ca5f702d5 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - とっても面白いです!!すごい速さで読み進めてしまいました笑 お話の続きが気になりすぎます!!お身体などにお気をつけて無理の無い程度に更新頑張ってください!!続きを楽しみに待ってます!!( *´꒳`* ) (6月14日 3時) (レス) id: 9c386c62ed (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます!!お話を面白い方向に持っていけているか不安だったのですが、檸檬さんのコメントを読ませていただいてとても嬉しく思いました*ˊᵕˋ*これからも宜しくお願いいたします。 (2023年2月7日 21時) (レス) @page29 id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - すごく面白かったです!!男主くん………すっごい好みです……性格もプロフィールも全部好みなんです!初めて読ませていただいたときからハマってしまいました!お体に気をつけて更新頑張ってください!応援してます(*^^*) (2023年2月7日 19時) (レス) @page29 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 零さん» 励みになるお言葉ありがとうございます!更新遅れないように努めます! (2023年1月28日 21時) (レス) id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かれーらいす | 作成日時:2022年6月19日 17時