7. 疲労 ページ8
Aside
いつも通りの朝を迎えた。
時計を見ると、時刻は午前5時。いつも通り。
起き上がると、謎のだるさが襲ってきたが気に留めずころんの食事を準備した。
何故かその日はいつも以上に丁寧に作った気がした。
置き手紙に、
「食い終わったら台所運ぶくらいはせめてしろ」
と書いて家を出た。
__
「篠宮ァ!!!!何しとんだ貴様ァ!!!!ここに誤字があるだろうが!!さっさと直せ会社の恥が!!」
『はい!すみませんすみません!!今すぐやり直します!すみません!すみません!』
これ部長のミスじゃん…なんで私のせいにするの…
はぁ、とため息をつきながらデスクに戻る。
お局さんからの押し付けもあったし、今日は残業かな…
私は、部長が見ていない隙にコソッとスマホを取り出してころんに連絡を入れた。
「今日は多分残業で帰りが遅くなるから、コンビニ弁当でも食べといて。ごめんなさい。」
と。
返信を待たず、スマホを仕舞ってパソコンに向かった。
*・*・*・*・
ああ………やっと終わった……
なかなか集中出来ず、身体のだるさと頭痛と戦いながら作業をしていたためかなり時間をとってしまった。
また、身体的にも精神的にも疲れていた。
ふー…近いうちにマッサージ屋でも行くか…
ちらっと時計を見ると、もう24時を越えていた。
やっば、ころんに浮気だって騒がれる。
終電は…まだあるよね。
よし、走ろう!!
荷物をまとめ、馬鹿でけぇ会社を抜けて電車に乗り込む。
なんとか終電は逃さずに済んだものの、この疲れきった体でダッシュはかなりきつかったらしい。
頭が痛い。とにかく痛い。
あと体がだるい。
明日また会社だし…もう休んでたっぷり寝ようかな……
電車を降り、とぼとぼと帰路につく。
『はぁ…』
明日もまた部長攻撃を受けないといけないのか…
家帰ってもころん寝てるかなぁ〜
にしても、コンビニ弁当食べさせるのは悪かったな…明日は奮発しよう
なんて考えていたら、少しずつ歩くテンポは遅くなっていく。
フラフラと歩いて、嗚呼家が見えた。そう思った時、
全身の力が抜けた。
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さざんか(プロフ) - 久しぶりに読み返したけど、そうだそうだこんなに素敵な話だったんだ、って思いました🥰続き、勝手に想像してますが、あなたの書く話を楽しみに待ってます (10月28日 17時) (レス) id: 0d4c90c531 (このIDを非表示/違反報告)
ランデブー - 持病持ち?私の幼なじみと同じ、、、身体に気を付けて頑張ってください! (2021年1月16日 10時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーひ - こんにちはましろさん!初コメです!ましろさんのころちゃん小説は全部みてます!!!!持病大丈夫ですか?お体に気を付けて良い年末年始を! (2020年12月23日 16時) (レス) id: c94d27251b (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ - ぴゃぁぁぁぁぁ(?)今まで出会ってきたころちゃん小説の中で一番すこです、、、!13話でこんなに評価されるなんて、、、天才ですか、、、?(いまさら) (2020年12月14日 0時) (レス) id: 6b844a2e83 (このIDを非表示/違反報告)
れもんてぃ - 初コメ失礼します!この作品好みです!更新頑張ってください! (2020年12月13日 16時) (レス) id: a4fe2f9b48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましろ x他1人 | 作成日時:2020年9月27日 0時