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side_Kawakami
妖「うわぁぁぁ!!!」
一瞬時が止まってた村正だが
すぐに戻り絶叫した
今はお得意の微笑みも機能しないようだ
慌てる村正を前に何とか笑いをこらえる
妖「け、結局どうなったんですか?」
高「明日だ」
晋助の言葉に村正は呆気に取られる
高「行きてぇなら明日行ってこい」
妖「わぁこれまた急ですね」
高「文句あるか?」
この状況を不利だと思ったのか諦めた様に首を横に振った
晋助は部屋に戻って行った
武「はは、まさか本人が来るとは思いませんでしたね」
事の元凶らしい武市が言うと村正は膝を抱えて座り込んだ
まるでキノコでも生えるのではと思うくらいに
村正は深く落ち込んでいる
それはもうジメジメと
見えるでござろうこの立派な末広茸が
武市がホイホイと収穫している
妖「絶対晋助様に嫌われたぁ!!」
妖「もうダメだぁ!!!」
村正が弱気なのは非常に珍しいでござる
声が震えている、笑えば泣き出してしまうかもしれん
「そのような事で晋助が村正を嫌ったりはせんよ」
「気にする事はないでござる」
拙者は村正の頭を優しく撫でた
「それで、明日どこへ行きたいでござるか?」
村正はしっかりしているがまだ齢十六の子供
明日はできる限り甘やかしてみたいでござる
拙者と武市が頑張れば一度くらい我儘を言う筈
妖「地球」
「なら早く準備をしなければな」
村正はメガホンを放り投げると部屋へ戻って行った
どこまでが浮気じゃない?ってさ黙って二人で出かける時点でもう普通に浮気だよな!!!→←・
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作者名:エラベールコイン | 作成日時:2023年5月4日 21時