よんじゅうよん ページ45
京｢…へ。おれ、今す、好きっていった…？｣
真っ赤にしてるほくとに聞き返す。
北｢…っ。うん。好きって…｣
oh、とんだ失態だ。
京｢ほくと、来て！！｣
おれはほくとの腕を掴んで屋上へ走った。
こんな所で告白なんてムードがない。
北｢え、ちょっと！！｣
俺らのクラスは2階。
屋上は4階。
京｢はぁ…っ、はぁ、ほく、と…っはぁ｣
屋上に着いた頃には
もう汗がだらだらで
息も出来ないくらいだった。
なのにこの人はと言うと
北｢あははっ、京本おせぇ。走んの。｣
こんなとこでもいじってくる。
京｢うるさ…ぁっ｣
京｢ちょっとまって…っ｣
ほくとに想いを伝えるため息を整える。
息を整えてる間、何故か語り出すほくと。
北｢ねぇ京本。覚えてる？
京本がさ、俺の事推しって言ってくれたとき。
俺その時さ、ほんっとに嬉しかった。｣
今思えば恥ずかしいよね。
こんなん。
しかもほくとの立場が俺だったら
急に推しだって知ったら
は？って思うと思うし。
北｢その時は可愛い男の子って思ってたんだよ。
でもさぁ、毎日会う度に
心臓がおかしくなる感じがしてさ、
あぁ、これが好きなんだって思ったんだよね。｣
可愛い男の子、だって。
可愛いは俺の褒め言葉。
まっ、かっこいいって言われた方が嬉しいけどね。
って、
京｢え、！？
まって！！今す、好きって！！｣
北｢うん。言ったよ。｣
まって、ほんとに？？
京｢おれら、両思い、なの…？？｣
北｢京本もおなじ思いなら
両思いだね。｣
と俺の方を見てにやっと笑う。
ほくとはいじわるだ。
京｢俺の気持ち知ってるくせに。｣
とぶつぶつ言うと、
それがほくとの耳に聞こえたみたいで
ふざけたような声で
北｢おれわかんなーい。
だって、聞いてないもん。｣
京｢ほくとのいじわる！！｣
北｢しらなーい。｣
といってほくとがそっぽを向く。
俺からの好きを待っているかのように。
だから俺はそれに答えるように
京｢す、すきだよ！！ほくとのこと！！｣
と大きな声で言った。
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☆☆☆(プロフ) - Mireiさん» コメントありがとうございます！ぜひ書かせていただきます！ (2021年1月28日 4時) (
レス) id: f7de329851 (このIDを非表示/違反報告)
☆☆☆(プロフ) - みわさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！今から番外編を連載する準備させていただきます！ (2021年1月28日 4時) (レス) id: f7de329851 (このIDを非表示/違反報告)
Mirei - 見たいです！ (2021年1月23日 21時) (レス) id: cfb509a364 (このIDを非表示/違反報告)
みわ(プロフ) - 番外編是非読みたいです (2021年1月23日 16時) (レス) id: a68b705484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆☆☆ | 作成日時：2020年7月28日 0時
