さんじゅうに ページ33
樹｢あ！こーち！邪魔すんなよっ。｣
隣で見物してたじゅりが
普通の声で言う。
高｢邪魔してねーよっ
坊ちゃんの心臓止まったら責任とれねーもん。｣
京｢そ、そーだよっ！
心臓止まったらどうすんのっ｣
こーちの後ろから顔をのぞかせて
顔を真っ赤にする京本。
いや、可愛すぎかよ。
北｢いやいやっ、生きてるかぎり心臓は
止まんねーからっ。｣
京｢いや、とまるよっ！｣
とまる、とまるといってきかない京本。
あっそっか。
北｢わかったよ。こうすればいいのね？？｣
おれは自分の首に京本のネクタイをかけて
ネクタイを結んだ。
それを緩めて
北｢はいっ。｣
と京本に渡した。
京｢そんなの、ずるいよ…っ。｣
するとやっとこーちの後ろから出てきてくれた。
あまりにもぼーっと突っ立ってるから
俺はその隙を狙って
北｢つかまえた〜っ。｣
といって京本を抱きしめた。
平常心を保ってるけど実は心臓ばくばく。
京｢はっ、はなしてぇっ！
恥ずかしい。｣
抱きしめたときにむわんっと
かおる柔軟剤の匂い。
すごくいい匂いでいつまでも嗅いでいたくなる。
しんたろーとじゅりの茶化しが聞こえる。
慎｢うわぁ。ほくとやりぃっ！｣
樹｢新婚さんみた〜い。｣
そんな茶化しでさえ
俺にはドキドキの材料になる。
北｢はい。結べた。
心臓なんて止まんないでしょ、？｣
なんてばかにしたようにわらう。
京｢とまった！とまったよ。心臓。｣
北｢いや、面白すぎでしょ。｣
止まったって。止まんねーからっ。
パニックになった京本は一段と面白い。
しばらく京本と二人の世界。
二人の世界に入ってると
不意にジェシーとしんたろーの会話が
耳に入ってきた。
ジ｢Eh、ここ暑くない？
エアコンついてる？｣
高｢職員室なんだから着いてるよ。｣
慎｢あっついね。
もうカツ揚げちゃう？｣
ジ｢揚げちゃお〜！ ahahaha！！｣
いや、カツ揚げるの面白くないからね、？？
ほら、周りみてみ？
みーんな、真面目に書類書いてるよ？？
…まっ、俺は好きだけど。
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☆☆☆(プロフ) - Mireiさん» コメントありがとうございます！ぜひ書かせていただきます！ (2021年1月28日 4時) (
レス) id: f7de329851 (このIDを非表示/違反報告)
☆☆☆(プロフ) - みわさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！今から番外編を連載する準備させていただきます！ (2021年1月28日 4時) (レス) id: f7de329851 (このIDを非表示/違反報告)
Mirei - 見たいです！ (2021年1月23日 21時) (レス) id: cfb509a364 (このIDを非表示/違反報告)
みわ(プロフ) - 番外編是非読みたいです (2021年1月23日 16時) (レス) id: a68b705484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆☆☆ | 作成日時：2020年7月28日 0時
