゛推し ゛から始まる恋ーきょもほくー

さん ページ4

京｢あー。カッコよかったあ〜。｣









教室に戻るなりおれは独り言のように呟いた。









樹｢もー。だめだ。きょーもっ。｣




ジ｢AHAHA！！

たいが恋したの？？｣









そんな言葉も今は聞こえない。









すると教室の扉がガラガラと空いた。




？｢ほらっ、席つけ〜。｣








それでも席につかない男子たち。






じゅりの




樹｢ほら、先生困ってっから席つけ〜。｣







という声で毎日静かになる。









なんてったって


中心で男子たちをうるさくしてるのは


ジェシーだからね。









教卓の前に先生がたつ。









そこに居たのは






京｢え…っ。｣







｢今日からお前らの担任を持つ松村北斗です。｣









幸せすぎない？？





ねぇ。もう毎日拝めるよ？？




推しが担任とかもう、最高。









樹｢きょもよかったじゃん。｣









後ろの席のじゅりが俺の耳元で呟く。









京｢うんっ。


おれ、幸せ。｣









今はホームルーム時間。


自由時間ってとこ。









北｢みんなのこと覚えたいから

自己紹介してもらっていいかな。｣









一番端の人から自己紹介をしていく。









あ、俺の番。









京｢き、きょうもと、たいがです…、｣









おれ、こう見えて実は人前で話すの苦手なんだ。









でもこのクラスの人達は









゛ふぅ〜っ、きょうもとかっわいいっ！゛



゛自信持てって！！゛









何故かおれのことを励ましてくれる。









樹｢おっ、きょも今日も大人気だなっ。｣









優しいクラスなんだ〜。

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