゛推し ゛から始まる恋ーきょもほくー

よんじゅう ページ41

高｢よし、もうすぐ始まるな。｣






と腕時計を見て確認するこーち。








慎｢きょも、大丈夫かな？？｣







こっちは心配してる。









北｢京本なら、大丈夫。｣






京本はやればできる子だ。









みんなが甘やかしちゃうから


常にそれに乗っちゃうだけだと思うんだよね。









まっ、そっちのほうがいいんだけどね。


だって、出来なくて戸惑ってる姿凄い可愛いから。









樹｢少しの時間ですが


楽しんでってください！！｣









とじゅりが言うと大きな歓声が上がった。









前奏が入って京本が歌いだす。









京本の歌声は、すーっごい綺麗で


心まですーっと入り込んでくる歌声だった。









特にジェシーとのハモリなんて


2人ともハイレベルすぎて脳が溶けそうなくらいだ。









2曲、カバーソングが終わると



少しMCに入る。









樹｢どうもっ。田中とルイスと京本です。｣


京｢あ、ルイスって…ジェシーね？｣









ルイス、なんて誰も呼ばないからなぁ。









ジ｢Ahahaha！！

じゅり、俺の事ルイスって呼ぶと

だ〜れもわかってねぇよっ｣









いやそれな。

じゅりがルイスって言った途端

ほとんどが顔ポカンってしてたよ。









樹｢なんかさ、ライスみたいだよな。

ルイスって。｣


京｢いや、なにそれ。

確かに、一文字変えたらライスだ。｣



ジ｢Ahaha！！のんのんっ

発音違うよ。ライスじゃなくてrice｣









笑って人差し指をたてて左右に振りながら

riceと発音するジェシー。









相変わらず発音いいのな。









3人で笑いあってる姿を見て


みんなが笑う。









しばらく、くだらない話が


4分ほど続くと









樹｢んじゃ、そろそろ次の曲いきますか。｣


ジ｢Dhaha！！

次の曲はオリジナルだよ〜っ

Original！！｣









いちいちカタカナ表記の所を切り取って

英語の発音でもう一度言い直すジェシー。









北｢あははっ。｣









もう笑うしかないよね。









でもその笑いは次のじゅりの言葉で


消え去ってしまった。

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