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あのあと、
京本は幸せそうに俺の手を握って
楽しい話をしてくれた。
こんなに会話が弾んだのは
中学生ぶりですごく新鮮な気持ちだった。
゛たいがー？帰るわよ〜っ゛
って京本のお母さんの声。
京｢はーいっ！｣
北｢…っ、まって、これ！｣
おれは慌てて飛び起きて
今日渡すつもりだったものを手に取る。
京｢ゆび、わ？？｣
北｢うんっ。
おれと京本ってあんまりペアのもの持ってないから
最後にいいかなって。｣
といって京本にはぴんくの指輪を渡した。
あの日、泣きながら帰った日
帰りに綺麗なペアリングを見つけた。
いや、涙で滲んで綺麗に見えたのかもしれない。
少し値段は張ったんだけど
どうしても一緒だった印が欲しかった。
指のサイズは俺と同じくらいだった。
大人になってもつけれるように少し大きめのサイズの
指輪をえらんだ。
京｢おれ、そっちがいい。
その方がほくとが
いつも近くにいるって分かるから。｣
そんなの、ずるいじゃん。
北｢ん。じゃ、こうかんっ。｣
京｢やった。
松村北斗ってかいてあるっ。｣
そう、俺の指輪には名前のイニシャルのM．H
京本の指輪にはK．Tとほってもらった。
北｢ごめんね、友達でこれは重いかな。｣
京｢ううん。大丈夫。
おれほくとのことだいすきだから！！｣
と京本が言ったのを聞いて
俺は嬉しくて思わず笑ってしまった。
京「ほくとは変わらないね。
きっと俺より有名になるよ」
北「…っ、」
京本が俺の頭を撫でてくれた。
中学の時と変わらない手のひらの感覚。
北「おれ、絶対有名になるから
たいがも有名になって俺に逢いに来て。」
゛たいが！！はやく！！゛
と京本のお母さんの催促するこえ。
京｢ん。もう、いくね。
この指輪、大事にするから。｣
俺を見る京本は
やる気に満ちたかっこいい目をしていた。
北｢うん、ばいばい。
またいつかね。｣
京｢うん。ばいばい｣
お互い涙を流してたのは見て見ぬふり。
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翔沙(プロフ) - きょもさん、なに抱えているのでしょうか？？凄く気になりますので、頑張ってください。 (4月23日 22時) (
レス) @page34 id: 4426aadd4f (このIDを非表示/違反報告)
ゆあてゃ - きょもは何を抱えているのか、、、めためたに気になります！これからも更新頑張ってください❕💗 (8月25日 23時) (レス) @page33 id: 0c35d3b667 (このIDを非表示/違反報告)
やらら - 作品めっっちゃ面白いです！！これからも更新頑張ってください！！ (2020年11月2日 22時) (レス) id: 1ed9ceb66c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆☆☆ x他1人 | 作成日時：2020年7月11日 8時
