はち。 ページ8
side.松村
たなかさんが毎日コンビニに来るようになって
もう11月になった。
あの日から2ヶ月かな??
出会ったのは夏の終わりの
あのあっつい日だったな〜。
最初は怖くて
しんたろうに相談したんだっけ??
だって、あのことがあってから
人と関わるのがトラウマだったから。
うわぁ。懐かしい、
でも今では
たなかさんにはそんなイメージなくて
樹「ねーぇ??まつむらさん。
お名前教えてよ。」
むしろ甘えてくるほう。だとおもう。
北「ほくとです。」
樹「へぇ、〜」
ほら。あの時みたいに
北「また、ですね。
空返事。」
樹「いや、漢字どんなんだろ〜って。
北斗七星の北斗??」
北「おっ、よくわかりましたねっ。」
というとたなかさんのにこにこ笑顔。
その顔を見るとさいきん、胸がぎゅってなる。
もしかして、おれ、
たなかさんに恋をしちゃったの、?
ラップしてる人に恋ってやばい??
でも俺おもいからきっとふられちゃうや。
樹「じゃあこれからは北斗って呼んでいい??」
え、名前で呼ばれちゃうの??
北「え、名前で呼んでくれるんですか。
じゃあ俺も名前知りたいです。」
樹「いや〜。ほくと。
難しい漢字の ゛き ゛って書いて
じゅりって読むんだけど
誰も初対面で読んでくれないんだよな〜。」
なんて自分の手に指で ゛樹 ゛とかいて
説明するじゅりさん。
おれは誰のか分からないレシートに
゛樹 ゛とかいて
松「これで、じゅり、ね、。
よしっ、おぼえた!!」
とたなかさんに
その文字をみせる。
樹「ほんっとに、ほくとはさ、」
松「…??」
なんて言おうとしたんだろう。
まあいっか。
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作者名:☆☆☆ | 作成日時:2020年7月2日 1時