もっとはやく…。ーじゅりほくー (ページ37)

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さんじゅうなな。ページ37

松｢んふふっ。

幸せだなぁ。｣

俺の肩に頭を乗せてわらうほくとは

ほんとに微笑ましい。

樹｢おれも。

幸せすぎて罰当たりそうっ｣

松｢告白が公園のベンチとか

センスの欠片もなくて

なんか俺ららしいね。｣

樹｢うるさ。

ほんとはここで告るつもりなかったのに。｣

そう。

ほんとは

もっと景色のいいところに

ほくとを連れてって

綺麗な夜景を見ながら

告白するつもりだったのに。

樹｢もっと早く出会えてたら

今年の誕生日も一緒に祝えたかもね｣

ほんとに好きな人と過ごす記念日は

こんなに楽しいんだなぁって感じ。

松｢そんなの、いいよ。

来年一緒に祝おうっ？｣

樹｢でもさ、タメで誕生日3日違いとか

もう運命だよな。｣

そう、このまえ誕生日聞いて

3日違いだって大声で言っちゃって

ほくとからお客さんに迷惑だからって

怒られたんだっけ？

樹｢おれら、性格とかなんか

色々反対なとこあるけど

俺らなりに幸せになろうね？？｣

なんてもう柄じゃないことを言ってみる。

松｢…っ、

うれしすぎ、

うんっ、幸せになろ？？｣

俺らは手を繋いで

少し散歩したあと、

それぞれの家に帰った。