もっとはやく…。ーじゅりほくー (ページ16)

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じゅうろく。ページ16

電話をかけるとその人はすぐに出て

゛あー、ほくちゃんっ？

どうしたの？？゛

と優しい声のかれ。

樹｢あ、あの、おれ

ほくとじゃないんですけど、｣

゛…っえ！？

でもこれほくとのけいたいだよね？？゛

と名前を確認したのか

うん。そうだ。

と小声で言ってる彼。

きっとモテるんだろうなって声。

樹｢あっ、おれたなかです。｣

゛たなかって、あ、

ほくちゃんがさいきん仲良くしてる

ラッパーさんですね？？゛

知ってるんだ、

って、当たり前か。

たしかおれのことほくとに

教えてくれた人だもんな。

樹｢あのほくと、吐いちゃって｣

というと

゛吐いた？？朝は元気だったのに…っ、

あ、あの、俺これから二限あって、゛

樹｢あ、大学生さんですか？？｣

知ってるけど

知らないふり。

゛そうなんです、。゛

松｢おれ、だいじょ、ぶ、だから…っ、｣

なんて明らかに無理そうな

声で言うほくと。

それが聞こえたのか

゛あ、無理そうですね。

あの、今日車で来てますか？？゛

樹｢はい。車です。｣

゛あ！じゃあ、俺今から早退するので

ほくちゃん乗せてここの近くの

大学に来てくれませんか？？゛

近くってことは。

あ、

樹｢○○大学ですか？？｣

゛そうです。゛

樹｢わかりました。

いまから向かいます。｣

と言っておれはほくとを肩にのせて

もう1人のレジの方に断って

車に乗っけた。

おれはもう1回コンビニにいって

ゼリーとかスポドリとか必要なものを揃えて

車に戻った。