いち。 ページ1
side.樹
゛ねーぇ。じゅりくんっ
今日は遊べる??゛
スマホを開くとそんなメッセージ。
すこし散歩をしようとぷらぷら。
あつい。むしむしする。
なんでおれはこんな炎天下の中散歩してんの。
しかも随分遠くに来てしまったような
気がする。
おれは
゛遊べるよ。゛
と返してスマホを閉じた。
女と遊ぶなんて
悪いことだって分かってる。
やめなきゃ、やめなきゃって思うほど
遊びたくなる。
好奇心旺盛ってやつなのかな??
遊べれば誰でもいい。
おれは今日約束した女と会うために
コンビニによってご飯を買おうと
中に入った。
いつもとは違う家から遠い
コンビニ。
?「いらっしゃいませっ」
と静かにいう男の人の声。
おれは急いで
おにぎりとコーヒーのカップを
手に取ってレジへ向かった。
樹「54番1つ。」
俺がタバコを頼むと
?「…」
無反応。
聞いてんのか?とおもい
その人の顔を見る。
樹「…っっ!」
すっごい鼻筋の通った黒髪の男の子。
めっちゃ綺麗だ。
おれは慌ててネームプレートを
確認する。
アルバイト
松村。
と書かれたネームプレート。
松村さん、か。
名字ですら美しい。
松村さんが、後ろを向いて
タバコの種類を探す。
松「54番、54番…。
あ、あった。」
松「これですね??」
と振り向いてにこっと笑った。
樹「…っ、
そうです。」
すっごいかわいい。
っていうかきれい。
松「…?どうしました??」
樹「ぃ。いえ!!
じゃあこれ、ありがとう。」
と言ってコンビニを出た。
あ、唐揚げ買い忘れた。
まっ、いっか。
よく考えたら一目惚れだったのかもしれない。
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作者名:☆☆☆ | 作成日時:2020年7月2日 1時