俺は俺。君は君らしく。ーきょもじゅりー (ページ2)

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じゅり。ページ2

朝ならば兄が先に起きて

弟を起こす。

そんなルール、誰が作ったんだよ。

そうじゃなくても

兄がしっかりしてないから

弟は…なんて言われてしまう。

樹｢ほーくーとっ。おきて。ほら朝だよ。｣

なんてね。

朝が弱い俺はそんなんじゃない。

北｢…り。…ゅ…！じゅ…。樹！！｣

樹｢…ん。…もう5分。｣

そう。小さい頃から俺が面倒を見てきた

ほくとから起こしてもらうんだ。

北｢ほら！京本と遊ぶんでしょ？？今日。｣

樹｢…！きょもっ！｣

京本、なんて名前が出たら

直ぐに目を覚ましてしまう。

北｢相変わらず好きなのな。｣

樹｢うるせ。

ほくとだってしんたろーのこと好きだろ？？｣

それと一緒だよっ。

と言うとわかりやすく照れるほくと。

ほくとの隣には

そんな声にも反応しない爆睡のしんたろー。

一人部屋に3人で寝るなんてことが

あっていいことか。

まっ、ほくとの部屋だし

何にもないからいっか。

毎日お泊まり会の気分。

トランプをしたり、ゲームをして

気が済んだら電気を消して寝る。

隣に俺の部屋あるのにね。

１ヶ月に１回入ればいいくらいかな？？

でもしんたろーがきてから

2人よりも楽しい。

でもそんな俺の生活もあと4ヶ月もしたら

今までには体験したことの無い

幸せな生活に変わるんだ。