匂わせ ページ6
.
ｶﾗﾝｺﾛﾝと、ドアが開いた事によって店の入り口にあるベルが鳴る。
『いらっしゃいませー
って、康二か』
「なんや、不満か！」
『この間も来てたじゃん』
会いたかってん、とストレートな関西弁を投げてくる。
康二はうちの常連さんである。
前は入荷したら連絡を入れて、彼がくるって感じだったけど今はもう週2ペースで店にきてる。
店長とも仲が良く、ここに来ては話し込んでいる。
「この、ネックレスかわええな」
『え、分かる！？ 可愛いよね！』
今日入荷したばかりのデザインネックレス。
私も見た瞬間、ときめいた。
「めっちゃ、かわええ！」
やっぱ、康二は分かってるな〜。
「これ、買ってええの？」
『ん？いいよ？』
「A、欲しいんちゃうの？」
『可愛いなって思ったけど、お客さん用に入荷したやつだから！』
ネックレスを持ってレジに向かう。
.
「いやー、ええ買い物出来たわ」
『それはどうも、で？なんで家まで？』
閉店時間ギリギリにきた康二は結局閉店しても店にいて、今はなぜか隣で一緒に歩いてる。
「送る！」
『大丈夫だよ、近いし』
「あかんで、女の子一人でこんな夜道歩かせられへん！」
『忙しいんだから、帰って早く寝た方がいいって』
「んじゃ、泊まればええやん」
ってことで急遽お泊まり会をすることに。
翌朝、2人して寝坊しました。
開店時間には間に合ったけど。焦ったあせった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1321人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おちゃこ(プロフ) - ながとろさん» ご指摘ありがとうございます>_<修正させていただきました！ (2021年3月3日 1時) (
レス) id: 710d82267e (このIDを非表示/違反報告)
ながとろ(プロフ) - 17ページから中村海人が海斗になってます。感想じゃなくてすいません (2021年3月3日 0時) (レス) id: f5bcc9fb02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おちゃこ
| 作成日時：2021年2月20日 0時
