激おこ案件です！！2

___逮捕ですか？ ページ45

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『荷物そこら辺置いといて』



「はーい。めっちゃ、いい匂いする」



部屋に入ってフレグランスの匂いを嗅ぐこの男。



『手洗ってね、謙杜』


「Aちゃん、ママみたいやね」


『反応に困る』



なにわ男子の長尾謙杜。
なぜ彼が私の家にいるのかといえば、新年早々、東京での仕事がありホテルの予約が取れなかったからとウチにきた。



『待って、謙杜高校生だよね？』


「うん、ぴちぴちの」


『もしかして、私、これ？』


両手首を裏返しにくっつけて逮捕されたときみたいにする。



「手出さなければセーフやで」


『私のこと売ったりしない…？』

「そんなんせんよ」笑



泊まっていいよって、承認したときはなんも考えてなかったけど、高校生はなぁ…。

まぁ、しょうがない。




『今回だけだからね？』


「じゃあ、卒業したらまたくる」


『そうしてください』




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『オムライスだけどいい？』


「ええよ！」



お腹すいた、と聞き冷蔵庫にあった食材で2人分のオムライスをつくる。



「めっちゃ、美味しかった」


『高校生が家にいるってヤバイよな』


「まだそれ、言ってん？」


ラウールもいるけど、単体で入れたことはないし。

Jr.も、大体高校卒業してるか、数人だし。




『やば』

「手出さんでね？」


『怖くて目も見れない』


ひえっ。




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「Aちゃん、髪の毛乾かしてや」


『いいけど、そんくらい自分でやりなさいよ』


「Aちゃんがええの」



お風呂場からドライヤーを持ってきて、謙杜の髪を乾かす。


『サラサラで気持ちいい、

あ、待って、今の発言はアウト？』


「セーフ。もうちょいでアウト

なんのゲームやねんこれ」




いやぁ、気になっちゃうじゃんね。

私が風呂から上がった時も、代わりに髪を乾かしてくれた。


側から見ればカップルじゃなくて兄弟だなこれ。





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