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「Aと田中くん上がっていいよ！」
おじさんから、そう言われ周りを片付ける。
『やったぁー、お疲れ様でーす』
「お疲れしたっ」
「端の席なら空いてるけど、賄い食ってく？」
バイト終わりは、おじさんの賄いというご褒美が待っている。これのために働いてるようなもん。
『食べる! 田中は？』
「えっ、いいの？」
『おじさんの料理、絶品だよ』
「じゃあ、いただきます」
急いで着替えて、田中とご飯を待つ。
が、目の前の男は疲れ切って顔が死んでいる。
「居酒屋ってこんな大変なの」
『でしょ、甘く見たら死ぬよ。てか、もう死んでるか』
「マジ初日からこれはエグいって」
『平日から入ればよかったのに。何が体力には自信があるので余裕っす！だよ』
だって〜、なんて泣きそうになっている。
「はい、2人ともお疲れ。田中くん初日なのに良く頑張った。店長がサービスって唐揚げつけてくれたよ」
『わっ、いいなぁ』
賄いを持ってきてくれたのは、
ちっちと呼ばれている大学2年生の女性の先輩。
最近彼氏ができたらしい。
『ちっちさん、ラストまで?』
「そう、いいなぁ高校生は」
『食べて速攻で帰宅させていただきます』
ずるい！と嘆きながらも戻っていったちっちさん。
可愛いなぁほんとに。
『どう？美味しいでしょ』
「涙出そうなくらい美味い。」
『ふはっ、おつかれ』
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おちゃこ(プロフ) - かえさん» ご指摘ありがとうございます！修正させていただきました(>_<) (2021年9月23日 10時) (
レス) id: 4348ae250b (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます。20話の高地くんの漢字が、高知になっているので修正した方がいいかと思います、、。 (2021年9月20日 0時) (レス) id: 664476c07f (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 最高です！！！更新されるのを楽しみに待ってます！ (2021年7月7日 10時) (レス) id: 91e5b79796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おちゃこ
| 作成日時：2021年7月6日 22時
